ファイル容量が一杯になり恒例の新しいお部屋へ引越しです。今後共獅子宿燻亭8
をご贔屓願います。今回は引き続き、19日の東京の獅子頭見学についてのお話です。
19日東京は朝から快晴で暖かい。熱も下がって調子はまずまず。
鶯谷のホテルから浅草に移動して昨日紹介いただいた宮本卯之助商店さんへ向かった。
日曜日は通勤ラッッシュもなく、雷門付近は観光客で朝からあふれていた。
訪れると雷門から歩いて1キロ辺りで三階建のビルである。宮本卯之助商店さんは神輿
太鼓、獅子頭を扱う老舗として有名で創業文久元年である。店内を案内していただき、
三階の神輿や太鼓のギャラリーを見せていただいた。世界規模で収集した各コクの太鼓
が所狭しと展示されている。象の皮を張った太鼓が圧巻である。
その中に小振りの古い獅子頭が展示されていた。
宮城県仙台辺りではないかというお話
だったので、ふと頭に浮かんだ塩竈神社の獅子頭作風に似ている事に気付いた。
蔵前まで歩き、地下鉄に乗って都営大江戸線築地市場駅に到着する。モバイルSUICAを
使ってか改札口にスマホをかざせばスルーできて便利である。いちいち切符を買ったり
清算する必要がない。ヤフーの路線情報アプリを使って行き先を設定すれば、何番線ホー
ムか案内してくれる。神社まではカーナビを使えば連れてってくれが、スマホの電池消費
が著しい。そんなこともあるだろうと、太陽電池付きのモバイルバッテリーを仕入れてき
た。容量半分以下になってきた頃合いで、ポケットの中で充電するとアレヨアレヨとフル
充電である。自動販売機でお土産や飲み物を買うのも、Suicaをかざすだけ・・ホテルと
JRの往復切符もネットで予約であった。
築地魚河岸の奥に波除神社があった。大獅子一対ある神社は想像より意外とこじんまりし
ている。雄獅子は天井獅子といって神社入り口の右側にあり、左は雌獅子のお歯黒獅子に
鎮座していた。雄獅子はお堂の中を歩いて巡れるようになっていて獅子の中まで見れる。
重量1.5トンの大獅子は例祭で神輿に載せられ町内を巡るのだそうだ。お土産に、この獅
子のミニチュアがあればと探したが残念だった。
ここまで来るにだいぶ体力を消耗し汗ば
んできた。
次の目的地は、江東区亀戸の天祖神社。波除ほどでは無いにしろ、こちらにも金色の巨大
獅子が所蔵されている。東銀座から押上駅に降りて数キロ歩く。スカイタワーが冬の東京
の青空に突き刺さっている。天祖神社の社務所で獅子の話を尋ねると、目的の獅子は現在
修理中だそうで現在不在だった。空襲で神社が消失したが、大正期に奉納された獅子一対
は奇跡的に難を逃れたが、由来資料一切の記録も消失して不詳なのだそうだ。こんな立派
な獅子頭なのに作者も制作日も不明とは意外だった。
獅子の入った御朱印帳と小物袋
東京近辺には、まだまだ凄い作りが凝った獅子頭が残されていて、横浜の洲崎神社、田無
神社、南房総などに、必見の獅子が眠っている。少し都会に慣れたところで、是非探って
見たいと目論んでいる。
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