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趣味で猫神の信仰にまつわる研究をしており、こちらの長井の黒獅子頭などに関する記事を先日から興味深く拝見させてもらっていますが、そちらの卯の花姫伝説と岩手県金ケ崎町の鳥海柵跡にほど近い本宮観音堂に伝わる、ほぼ同じ内容の白糸姫伝説と水神信仰の関係を読み解いていて、鳥山石燕の『今昔画図続百科』の「魍魎」の項にある、「形三才の小児の如し、色は赤黒し。目赤く、耳長く、髪うるわし。(姿形は三歳の子供のようで、肌の色は赤黒く、目が赤く、耳が長くて、髪の毛は綺麗である)」とその姿が書かれ、また、「好んで死者の肝を食ふと云」と書かれているのが、そちらで制作されている總宮神社系列の獅子頭の特徴によく似ているんですよね。年を経た猫が変じた火車鬼とも同一視される魍魎は「ホウリョウ」とも「ミズハ」とも言い、ミズハメは水辺の女神ですから卯の花姫はここからきているのではと推理していますが、いかがでしょうか。
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