白鷹町アユームにて獅子頭展が開催中だ。
11月2日の産業祭りオープニングには町内の三社の獅子舞が披露された。
三社は鮎貝八幡神社と山口羽黒神社、そして萩野の大日堂の獅子舞である。後から知ったのだが、三社共
我が工房の作の獅子頭を用いての獅子舞と聞いて驚いた。なんと光栄な事だろう・・・獅子彫り冥利に尽
きる。提供していただいた写真を観ると、秋空の下で獅子達は実に生き生きとして待っている。獅子頭の
赤が背景の緑や、空の青に際立っている。正に白鷹レッドとは良くぞ命名したものだ。
鮎貝八幡神社の獅子舞
山口羽黒神社の獅子舞
萩野 大日堂の獅子舞
最近、獅子頭展は恒例になっていて毎回訪れるが、その度に発見があり獅子彫り必見の企画である。
今回は41頭の展示で、見応えがある。小山沢の熊野神社の獅子が初お目見えだろうか?昭和四年の作とあり、
竹田吉四郎の作と思われる。
西大塚 薬師堂と小山沢 熊野神社の比較
この獅子頭は川西町西大塚薬師堂の黒獅子とそっくりで、今泉稲荷から譲り受けたと聞いているが定かで
はない。熊野神社の獅子は奉納された当時は黒獅子で、後に白鷹だから赤く塗り直されたという。