塗りたての獅子塩梅

獅子頭の塗りの塩梅を見に行った。
好天が続き乾燥した日が続くが、漆の仕上げにとっては梅雨時の
湿気が高い季節が良い。今日は耳を付けて表情を見せて貰った。







記名を入れてもらい、上下組み立ててタテガミを植毛出来るだろう。
二頭同時完成だと、漆特有の臭いも強烈で鼻腔が漆まけしないか
心配だ。タテガミのヤクの量も二頭分を仕入れなくてはならない




間も無く獅子の双子が間も無く産声をあげて誕生する。

塗り屋さんの店頭に、これから修復するという千手観音が安置されていた。
年代、作者も不明だが見事な造形や彩色で驚かされる。おそらく江戸期中期
ぐらいの古びさを醸している。


2019.06.04:shishi7:[コンテンツ]