白鷹町下山の新獅子頭
14日の白鷹町東高玉稲荷神社取材の後、同町下山に向かう。 下山は下山温泉、最上川つぶて石、道の駅鮎茶屋、五百羅漢など見処いっぱいの集落である。 昨年獅子頭を納品した下山地区の熊野権現と荷渡神社の例祭だった。 荷渡神社に到着し、神社の留守番の方にお願いして神社拝見をしていると太鼓の音が聞こえてきた。 近くである。 公民館から出たばかりの獅子舞一行を確認した。 新しい獅子頭に幕が付いた姿は初めてで、静かな動きで公民館敷地から、出る様子だった。 その動きを見ると蛇頭系で、長井の獅子舞から見ると「橋渡し」という動きである。 うだるような暑さのせいか、休憩明けのためか高張提灯の子供達も獅子舞一行も雰囲気が重い。 間も無く、獅子舞を待っていた家に獅子舞が向い、敷地の庭に入り舞が始まる。 獅子頭は浅立諏訪神社や広野観音の型の小形三郎の作をモデルにして大型にしている。 軸棒を三本にした握り方なので、まだ不慣れなのかも知れないが鬼気迫る表情だ。
2018.08.17