飯豊町小白川神社の獅子頭
16日夕方、小雨が降ってきた。 飯豊町小白川の集落に来ると巨大な朱の鳥居の所で、テレビ局取材クルー達が雨具を着ている最中だった。 そう言えば撮影があるとか、神社関係者の情報を聞いていた。 この小白川の鳥居の大きさは置賜でも熊野大社の石鳥居を凌ぐ大きさではないだろうか? テレビ放映から、さらに新聞折込チラシも入れて祭りの宣伝を随分頑張っている。 小白川神社には、「飯豊史話」の資料によると猿田彦神社と一ノ宮神社が合祀して、一ノ宮神社の獅子頭が こちらにある。奉納札に神社合祀記録があり、昭和35年に合祀している。 近い未来、この様な神社合祀も増えるであろう。 小白川といえば獅子彫りの五十嵐藤二氏の自宅兼工房がある地域で、氏が亡くなってから訪れたことがある。 神社にも五十嵐氏の獅子頭が奉納されているはずだ。 獅子舞は既に神社を発っていて、留守番の役員の方が居て地域の様々な話をお聞きした。 拝殿に獅子頭が一頭あるが、五十嵐氏に塗り替えをされていて記名は見つけられない。 しかし、神社の獅子頭について奉納札と写真があり明記されていた。 一ノ宮神社の獅子頭 初代獅子頭 二代目獅子頭は中津川小屋の太田康雄氏の作 昭和52年7月 現在用いられている三代目は五十嵐氏の作となる 昭和63年に新調の奉納札あり 初代の獅子頭は作風から伊藤彦右衛門ではないかと推測する。 どんな意向なのか、獅子頭の眉を黒く塗り窪みに金を塗っている。
2018.08.20