米沢市竹井の獅子頭

  • 米沢市竹井の獅子頭
米沢市竹井は上郷地区にあり新しい米沢の道の駅の東南に位置している。



その竹井に石(いわ)清水八幡神社があり、資料には獅子頭が所蔵されている
とあった。神社前に樹齢5・600年はあろうかの杉の巨木があるが、社殿は新
しく建て替えられている。例祭は今週末14日で祭りを知らせる立て札や小さな
田楽提灯が早々と設置されていた。神社すぐ側の我妻家が宮守である。

獅子頭は神殿の中に所蔵され、今までほとんど人目に触れることはなかった秘
伝の獅子頭なので案内の方も初めて見るという。








神殿から出てきた獅子は一見して、同市簗沢八雲神社の獅子頭と同じ作風だっ
た。奥行き30cm幅31cm高さ28cmと小振りで耳が大きい。状態は木食い虫
が入り、右眉端が欠損しアゴ中央が割れていた。黒漆の塗膜もほとんど剥がれ
、両牙も欠損跡があり状態は良く無い。頭部には麻の繊維のタテガミが植えら
れていた。大きな鼻の穴と波立つ様な上唇、卵型の眼、越後型の大きな耳は紛
れもなく簗沢八雲神社の所蔵の獅子頭と酷似し、その獅子頭の記名には 安永
6年(1777年)米沢笹野 源右衛門の作と記されていたのである。とすると
この獅子は約240年歳となり、状態の悪さも納得できる。その他、源右衛門の
作と思われるものは・・・




米沢市広幡の一宮神社、白鷹町萩野大日堂、米沢市徳町の疱瘡神社の獅子頭が
同作者と思われる。置賜の獅子頭調査によって、埋もれていた獅子彫師の姿が
現れてきた。

午後からは、すぐ近くの高畠町露藤の熊野神社の獅子頭を拝見する約束を得て
いる。


2019.09.13:shishi7:[コンテンツ]

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