富山の獅子舞視察の旅 前半

  • 富山の獅子舞視察の旅 前半
富山と長井間、往復1000kmの旅だった。
車中は獅子の話で盛り上がり、7時間の高速道の退屈は微塵も無かった
が運転手の方の御苦労ぶりは感謝しきりである。

目的地は南砺市で開催された「南砺獅子舞 令和元年夏の陣」。
会場は木彫りの店が立ち並ぶ八日町から全国4位の規模を誇る瑞泉寺へ
市内6団体が練り歩き、瑞泉寺拝殿前で20分程の獅子舞を各々披露した。
富山の獅子舞は氷見、射水、下新川、金蔵、そして砺波系の獅子舞に分
布され、1200箇所にも及ぶ。その中でも井波は木彫の盛んな町であり、
店頭には獅子頭が飾られ、正に獅子舞の聖地である。

白鷹町にも北陸の様式を匂わせる獅子頭が有り、それを確かめる良い機会
でもある旅だった。長井市は総宮系黒獅子が主であるが、勧進代と白兎、
白鷹町西高玉の獅子頭は唐獅子を思わせる複雑な彫りが、富山風の獅子の
様式を感じさせる。

その他、花作の熊野神社、成田 善明院の子獅子。下伊佐沢稲荷神社の獅
子舞は頭上に上げず腰の位置での舞い方は砺波風である。砺波系の獅子舞
は多人数が大幕に入り、竹をアーチ状に曲げた物を幕に仕込む。この方法
は朝日町の杉山、宮宿、大谷で見られ、富山系の獅子舞の影響を受けた獅
子舞だった。

まず最初に能登半島の付け根に位置する氷見市の獅子舞ミュージアムを訪
れた。氷見獅子舞ミュージアムは公民館が並列され獅子舞を演ずる広い会
場が整備されていた。




  天狗の面


  ご祝儀を大きく描いて獅子舞を中断し、口上を披露する

富山の獅子舞には、烏帽子やザンバラ髪を被った「天狗」や「獅子あやし」
が獅子と対峙する。「獅子殺し」という芸能化された余興的な演目があり
獅子に取り付いた邪気を退治するのだという。長井の獅子舞の角力や警固
の形や、獅子との格闘に共通したものがある。しかも獅子の舞手たちは化
粧回しを身に付けて舞う。

囃子は主に、たて笛と「チャンチクリン」という鉦と長胴太鼓。太鼓は
四輪付きの小型の屋台の太鼓台に載せて移動する。立派な構造で中央に
六尺余の若松を立てるところが特徴である。





氷見獅子舞ミュージアムの獅子舞シアターで10分ほどの獅子舞動画を見
学し、南砺市は井波の瑞泉寺にナビ設定して出発した。

引用 特別展 氷見の獅子舞 平成24年発行 氷見市立博物館より
2019.09.03:shishi7:[コンテンツ]

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