飯豊町 豊中稲荷の獅子頭

  • 飯豊町 豊中稲荷の獅子頭
飯豊町新田の豊中稲荷神社所蔵 平成19年 飯豊町小白川の故五十嵐藤二氏の作である。

修理見積もりの為に先日入院した。

計測してみると大きい。 幅38cm 高さ36cm 奥行き43cm

小屋の渡部 亨氏の顔付きだが、五十嵐風にアレンジしている。









下顎の軸穴部が特に大きく作られているので、軸棒の位置が異様に高くバランスが不安定だ。

二本の軸棒の上の棒が傾いて口の開閉に難がある。

関係者の話では、軸棒が細くたわむので太い物に交換したらしい、塗りは福島の会津に依頼とか・・。

舌に亀裂が入り、歯に数カ所丸い穴が見えているので、中を見てみると木工ビスの穴を埋めたものが

取れたようだ。



薄目の顎の底には細かい塗面のヒビが多数見られ、歯打ちの衝撃が現れている。

そちらも補強が必要である。

連日の酷暑熱波で、作業場もウダルよう・・まだまだ暑い夏は続きそうだ。
2018.07.31:shishi7:[コンテンツ]

この記事へのコメントはこちら

以下のフォームよりコメントを投稿下さい。
※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。
今日 135件
昨日 108件
合計 405,537件