8月18日 もしかして・・ふらーっと訪れた高畠町の夏茂地区熊野神社で
意外な獅子との遭遇に気を良くし同町、上平柳稲荷神社に訪れてみた。
しっかり除草剤がまかれて綺麗に整備された上平柳の稲荷神社
遠くの橋の上から幟が見えている。昨年も訪れた時は幟だけで人の気配が
無く不発に終わったのだが、神社前の公民館に車が二台と自転車が置かれ
玄関には太鼓と怪しい木箱が置かれていた。すると視界の中に青いハッピ
集団が、ちらっと見え若い衆がこちらに向かって来るのに気づいた。
尋ねると、これから二人は獅子回りサポートの軽トラ班だった。これから
上平柳の上地区を回るのだという。車で追跡するとようやく五人の獅子回
り班が民家を回る所に出会った。赤い獅子で一見若そうに見えたが、内部
の記名を見せて貰って驚いた。
なんと今から292年前 享保十二年(1727)の獅子頭である。
しかし、はっきりと漆で記された記名の右横に薄っすらと見え隠れする奉納
者と思える名前が見える。
比較的はっきり見える記名は
享保十二年九月吉日 当村 渡部 ○右衛門?
同 吉蔵?
調べると上平柳には渡部姓が数軒ある様だ。
赤い矢印の棒が邪魔をして、不明瞭な記名は赤外線カメラ撮影ではっきりす
るかも知れない。
肝心の作者についてはどうだろう? 記名はいずれも連名で○○作とは記され
てはいなかったが、獅子回りの一瞬をお願いしての撮影なので、改めて調査
をお願いしたいものだ。
作風について近隣の福沢の熊野神社の獅子を調べてみると、幅広い舌が酷似
しているものの、現時点では作風に共通点は見られない。糠ノ目山王神社や
夏茂夏刈熊野神社も違っていた。
福沢熊野神社の獅子
享保年間の獅子頭は川西町時田八幡神社所蔵の二頭で、新たな享保雛ならぬ
享保獅子の発見に心が騒いで収まらない帰路だった。
これだから置賜の獅子発見の旅は止められないのだ。
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2024.11.23 (田村桂子)獅子頭
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2023.04.08 (モリヤ)お神楽についてですが
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2023.03.22 (獅子宿店主)黒沢の住人様
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2023.03.22 (黒沢の住人)感謝
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2022.12.08 (獅子宿店主)もりや様コメントありがとうございます
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