5月4日快晴の午後、飯豊町中の若の井酒造さんに訪れた。
若宮八幡神社の春の例大祭直後で蔵に戻す前に拝見したいとお願いしてあった。
丁度、蔵の入り口に獅子頭がテーブルに安置しているのが見えた。
その奥では涼しげな青い酒瓶の洗浄作業中で、その水音が酒の味を連想させ、
喉が鳴る。仕込みの時期はとうに過ぎているので酒蔵の香りは感じない。
さっそく獅子頭を拝見した。
古い順から明治期の小関久蔵氏の作の獅子頭と推測する。綺麗に塗り替えされている
ので三頭共に記銘は見当たらない。
こちらは昭和初期、九野本 竹田吉四郎氏の作と推測される。こちらも記名無し
左端の獅子は平成18年に飯豊町小白川の五十嵐藤二氏の作である。
昨年、秋に五十嵐氏の獅子を修理したのでこの獅子頭かな?と思っていたが、見
ているうちに、若干雰囲気が異なっているのに気付く。修理したのは同所豊中稲荷
の獅子頭であった。眉の金箔が何故か目縁につながってしまっているのが面白い。
以前、飯豊町中の田林家の屋敷神を取材した際、若宮八幡神社に田林家八幡神社
の獅子頭を貸し出ししたが戻っていないとの話も聞いているが、はっきりしない。
もし、そうであれば年代的に小関久蔵の作の獅子だろうか? 記録も残っていないの
で想像の域である。獅子頭についての話は後日改めて取材したい。
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2024.11.23 (田村桂子)獅子頭
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2023.04.08 (モリヤ)お神楽についてですが
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2023.03.22 (獅子宿店主)黒沢の住人様
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2023.03.22 (黒沢の住人)感謝
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2022.12.08 (獅子宿店主)もりや様コメントありがとうございます
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