目的も無くウヨウヨさまようのが徘徊だが、私の場合は獅子頭を探して条件付きの徘徊である。
この方法で獅子頭を探り当てる事など滅多に無いのだが、今日は一本柳の稲荷神社の例祭日なので来てみた。
高規格道を合流して高畠町に入った。
梨郷から高畠IC終点まで僅かだが徘徊を時短出来る。
終点交差点では南陽市赤湯線と米沢道を橋で繋げる大工事が行われて、その橋脚スパンの間隔の長さ
に驚かされる。さぞ凄い土木建築技術と建設予算なんだろう・・。
しかし地震の際には下を通りたくない様相だ。
その終点交差点手前で右側に幟旗を発見してしまった。
しばらく進み、降りれば赤湯の駅に向かう地点である。そこを反対側の逆方面に向かい、さっき見た幟旗
を探す。
大抵は田圃に鬱蒼とした鎮守の森があるので、捜索は手間取らない。
五分も経たず、先程見た幟が見えて来た。幟の他に紅白の吹き流しも見えて賑やかそうだ。
幟旗には中の目と地名年号、南無十一面観音大菩薩、弘誓深如海三十二応身と記されている。
はためく吹き流しには大宮子易両神社、子易観音の文字が見え神仏混合の合同祭である。
さくらんぼ畑の農道を突っ切ると民家の庭先を通ると鳥居が見えて来た。
鳥居の横には、いかにも古そうな大きい石の晩碑があり、その上部にロープを巻きつけて幟旗の支持確保に
代用している。板碑をこんな使い方をするとは意外だ。
例祭は終了したのか境内はひっそりしていて無人である。お祭りなのに、廃墟感が漂っている。
以前、何度か徘徊して訪れたお堂だが名前が分からなかった。
静寂の中、唯一お堂の拝殿前の例祭幕と幟旗だけがバタバタたなびいていた。
次は一本柳へ向かう・・浜田広介童話館付近のお寺の境内にお堂があり、そこが稲荷神社と思っていた
ら別の場所に稲荷神社を見つけた。
ちょっと移動すると石碑や祠や、お堂が複数ある。
神社の格子から内部を窺うと、何やら目的のものが確認された。小さな社殿なので奥行きが浅く光が奥
まで届いて見えたのだ。
まぁ、お姿は正式に取材した時に撮影させてもらおう・・見覚えある作風で、おそらく金原の弥市氏の作
だろうと見た。
確認出来たのでスッキリした。
車をノロノロ転がしていると、こんもりした島のような小高い丘が見えて来た。
高畠はこんな丘が多数あって、ほとんど神社が祀られてある。
形も前方後円墳的な雰囲気で惹きつけられる。
見ると中腹に石の鳥居が見えるではないか。 看板には相森山 神社は熊野神社や三吉稲荷とあり
近くに龍上海高畠店が目印だ。
入り口目印らしき側溝の石の橋が登り口らしく、小道らしき跡を辿って藤の茂みのトンネルに入る。
抜けると狭い丘の稜線沿いに、石の灯篭や石碑が並んでいるが、参道はもう人が入らない様子で消えている。
一瞬、戻ろうかと思ったが好奇心が勝ってしまった。
中腹の石鳥居には宝暦十二年(1752年266年前)と刻銘があり、その上の木の根元に小さな石の祠が
あり、ここが終点と思いきや、まだ上に続く険しい道があった。
石の階段までは予算が無かったのだろう。
雨の日は雪駄では登れないような山道を登ると、直ぐ頂上の境内広場と神社が見えて来た。
後ろを振り返ると結構高く景色が良い。
流石に、この場所での例大祭、ましてや獅子舞奉納はさぞかしキツイだろう。
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2024.11.23 (田村桂子)獅子頭
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2023.04.08 (モリヤ)お神楽についてですが
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2023.03.22 (獅子宿店主)黒沢の住人様
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2023.03.22 (黒沢の住人)感謝
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2022.12.08 (獅子宿店主)もりや様コメントありがとうございます
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