米沢の戸塚山の西南に上新田地区の西光寺が有り、すぐ隣に皇大神社がある。
米沢市内から高畠方面に向かい、最上川の橋を渡って直ぐに右折、踏切を渡ると大きな蔵と農家の集落である。
何か・・言葉では表せない懐かしさと歴史の景観を感じさせる集落である。
神社の総代の黒田利右衛門家が400年前に福島県柳川から上新田に移ってきた。
その時、柳川から一緒に西光寺を開山し、皇大神社と二つの神社、合わせて三つの神社を遷したという由来である。
その皇大神社の7月15日が例祭日だが、14日黒田家にお邪魔して獅子頭を拝見する事が出来た。
一見して獅子神楽で用いられる宇津権九郎型の獅子である。持ってみると驚くほど軽く、軸棒に歯型があり、頭を固
定するような紐もある。耳も動くように紐があった。軸棒の所に持ち手が付けられ獅子神楽から「追い獅子、
獅子回し」の形に移行した様子が分かる。
以前、上山の月岡城御用太神楽の佐藤多夫氏から上新田の神楽師 駒沢栄助氏の話を聞いていたので、ご当主利右衛
門さんにその件について尋ねた。時代は不明だが「長岡某」という神楽師がいて、その後引退し駒沢栄助氏に譲った
という。昭和7年生まれの利右衛門氏が子供の頃、寄せ神楽といって西光寺で行う神楽を楽しみにしていたという。
15日朝9時頃神社から獅子が出るというので駆けつけた。獅子回しの話はあまり聞けなかったが、消防の若い
衆が獅子で上新田を回るようだ。出発の神事は無く神社から参道に田楽灯篭を設置始めた。
笛は無いがドンドン太鼓を叩いてスピーカーからお囃子を鳴らす・・これといった形は無い。
職業的な神楽獅子の伝統は伝わらなかったようだ。
雲一つない夏空が眩しい。
炎天下での獅子回しを確認して獅子宿に引き返した。午後からまた米沢古志田町の櫻神社に訪れる予定だ。
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2024.11.24 (獅子宿燻亭店主)コメント投稿ありがとうございます
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2024.11.23 (田村桂子)獅子頭
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2023.04.08 (モリヤ)お神楽についてですが
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2023.03.22 (獅子宿店主)黒沢の住人様
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2023.03.22 (黒沢の住人)感謝
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