側を通る度に木口の乾燥割れや、うっすら表面にカビが現れてきている。
此の位は差し支え無いのだが・・・それでは彫ってしまえとばかり制作を始めた。
今日も空梅雨の強い日差しが降り注ぐが、集中していると気にならない。
研磨作業などでは耐えられない暑さだが、荒彫りの工程は実にスリリングである。


飯豊にある様な雲型の眉毛を四つ彫りこもうと考えているが、どう収まるかはノミ次第。
すぐに形が出来上がったので、内部を彫り出した。
ネットで手に入れた手斧(ちょうな)を試して見る。


此の手斧は餅つきの臼などを製作するときに用いる道具で、かなり古そうだが使いこなせるだろうか。
獅子の木地は大分乾燥しつつあるので、かなり粘ってサクサク彫れるまではいかない様だ。
歯の研ぎもイマイチなのだろう。
しかし暑い。
と言っても、まだ30度前半。
暑さはこれから本番なのだ。

内部を彫り上げて軽くし、雲型のまゆの厚みを加えた。


眉の渦巻きを彫刻・・・ちょっと固すぎる感
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