モデル右手の梅津弥兵衞の獅子頭と、一作目の獅子頭を左右に並べてスリーショットである。
こちらの梅津獅子は平成の初めに最初に修復した、記念すべき獅子頭である。
彫りも塗りも素晴らしい仕上がりだが、鼻先きから目じりまで破損して使用に耐えない。
元々、大沢神社の獅子頭で獅子舞に用いられていたものだが、一切由来は不明である。
白木の獅子頭もヤク毛のタテガミを付けて見ると獅子らしくなってくる。

タテガミの無い白い獅子を見慣れない方は、どうやら長井の獅子に見えず違和感を感じるようだ。
最近、依頼主に検分して戴く為に仮のタテガミを取り付けて見てもらうと納得して貰える様だ。

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