昨日から荒彫りしていた柳材を彫り始めた。
平成22年に飯豊の五十嵐氏の作の総宮系の獅子頭を導入して間も無いのだが
助成金を受けて改めて古い獅子頭の作風に戻す事になった。

柳材は確か一昨年に荒彫りして、室内に保管していたが多少難が有るので、ためらったが
駄目であれば習作の獅子頭とすれば良い。

長谷部氏と思われるモデルの獅子頭に物足りなさを感じて、今回は依頼主の神社総代に了解を得て
自分也に良いと思うデザインを採用させて戴いた。


今まで見て吸収した古今の獅子頭の良い所取りを、獅子頭の各細部に織り込むのだ。
モデルの印象を保ちながら、憤怒の表情を表現する。

初夏のような日射しを肌に感じながら制作を進めた。
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