獅子彫りの最適期

獅子彫りは冬がいい。日本酒の仕込みと同じで、冬は雑菌が少ないのだ。寒ければ寒いほど
いい獅子が彫れる。熱い獅子彫り師の魂を獅子に封じ込めるのだ。

暖房など無意味な獅子彫り小屋の冬は、凍える程寒い・・はずだが今年は異常である。
師走も半ば、厚着して構えると新元号の冬は、時に汗ばむ程に暖冬で雪も無い状態だ。
朝方は手袋をしていても、かじかんで指がツルほど過酷な環境なはずだが・・それもまだ一回だけだ。

珍しく11月に早めに雪囲いを済ませ、除雪機のバッテリー充電や、塗装まで済ませているというのに
やっとバケツの水が薄く凍った位である。暖冬は自然界に色んな歪みをもたらす。

室内にストックしていた柳の木地を引っ張り出してきて乾燥状況や不具合を確認した。
この冬の獅子彫りシーズンに備えていたものだが、アレヨアレヨと無くなってしまっている。






平成18年にさばいた柳

2018年に良い塩梅の柳が二本入荷した。
その獅子の卵が乾燥して出番を待っていたが、もう僅かだ。


12月14日

木地が不具合か健全かの判断は経験がモノを言う。
木口を良く見ると表れていて、それを気付くか気付かないか大切な判断だ。


12月15日

13日から見切り発車で進めた獅子の制作も木地の顔色いかんでブツんと中断してしまう状態である。
本日も、顎用の寸法に相応しい木地を探したが、注文に応じる材料が見当たらず途方に暮れてしまった。


12月16日

顎にする材料が・・決まらない。
2019.12.17 16:56:shishi7:[コンテンツ]