獅子舞始まる・・白鷹町

  • 獅子舞始まる・・白鷹町
いよいよ連休に入った。29日は白鷹町荒砥、新町の秋葉大権現の例祭である。

午後一時半から獅子舞が獅子舞が渡行。寺院の側の蔵の一部が秋葉大権現に改造されている。

白鷹町で時々見かける様式である。

こちらの獅子頭は二頭あり、現在使用しているのは長井市九野本の竹田吉四郎の作。

幕が付いて中まで覗けなかったが、後日拝見する事を御願いした。







稽古獅子と呼ばれる右手の古い方の獅子頭は詳細不明であるが、長谷部吉之助の可能性が

あるのではないかと考える。

現役総代の齢90の古老の話でも、勧進代の作者だと記憶していると聞く。




八乙女八幡を中心として、

荒砥の新町秋葉大権現、出来町金比羅神社、仲町深山神社、仲町滝本稲荷神社の計五社の獅子

頭の形が共通しているので荒砥グループと命名した。いま制作している貝生の大里神社も仲間

入りするだろう。





稽古獅子の内部を赤外線カメラで撮影した発見はなかった。

あとは獅子頭の奉納札が残っていたらラッキーである。






道中の獅子舞の所作で興味深い動作があった。獅子頭を上に向けて建物の屋根を凝視

するような所作があった。獅子舞ではテンコ向くと言って顎を上げるのを避けるのだが

あえてそうした動きをしているようである。




山口地区の佐野、稲荷神社でもお祭りだった。

こちらは白鷹では珍しい事に、総宮系の獅子頭を用いた獅子舞いである。

宮司も南陽市ので、獅子舞いは明治26年勧進代総宮から習ったとあり広域的だ。

獅子頭は二頭あり、古い方は小関久蔵の作で、今使用しているのは昭和60年長谷部

健吉氏の作とある。



荒れ模様の中の獅子舞で、急ぎ足・・慣れない道で獅子を探すがナカナカ見つからず

ようやく遭遇した頃には暗くなってしまった。


新緑まだ早い山里の小振りの社殿が、鄙びた風情を描いていた。

2016.04.30:shishi5:[獅子彫り日誌]

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