成果展に

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警報の大雪は選挙の怪気炎でコースがズレたのだろう・・さほどでもない

さほどでもないので午後から似た顔三名の娘と甥子とで山形市の文翔館へ

娘も甥も芸工大にお世話になっている


芸工大文化財保存修復研究センター研究成果展ヤマノカタチノモノガタリ

[地域文化遺産の保存と伝承]・・が目的



中でも大山龍顕氏の西川町獅子ケ口諏訪神社の奉納された大量の獅子頭が積み重なっている様を

再現したものは圧巻であった


文翔館と芸工大とのマッチングの力もあったのだろう・・このような貴重な獅子頭の集合体

をこの場で再現しようとた大山氏の発想、視点に驚く



獅子ヶ口諏訪神社の奉納された獅子頭の資料を数年前に詳しく戴いていたのだが

実際に見る迫力と現実感はやはり違っていた


長井の黒獅子系の小ぶりの獅子頭も多数有り興味深いのだが、中でも中央に鎮座していた獅子頭に眼

が行った。



いかにも此れらの獅子のヌシ的な大ぶりな黒塗りの獅子頭に引き込まれた

安永年間(1772~1780)と記された獅子頭だ


幾つかの特長の中で歯の表現に注目した

下の歯が見えない

裏から覗くと上のはの裏に下の歯がある

顎の軸棒がズレている様子でもない・・不思議な表情である

下顎を後から別の獅子の顎とすり替えた可能性もあるのだが、貴重な展示品を野暮に弄くり回して見

分する訳もいかず、大山氏の許可を戴き写真撮影してきた


模刻した川西のトアル神社の謎の耳無し獅子頭と似た眉毛も有している


閉館を催促する看守の目線ビームに押し出されたので、他の展示の見学は不完全燃焼

機会あれば再び訪れたいと考えながらツルツル山道を帰還する


我が郷土にはまだまだ解明されていない古き良き時代の遺産が眠っている

今後も大学の研究に期待したい・・と共に、私にも研究に混ぜて~♪と叫びたい想いである



2014.12.14:shishi3:[獅子宿works]

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