獅子頭の張り子の木型を制作する
和紙の張り子制作は初めてなのだが、FRP(強化プラスチック)での制作は手慣れているので
応用出来そうである
木型に和紙を貼付けて厚みを出して強度を出す訳だが、木型から容易に剥離しなくては
いけないので彫りは極力浅めに作る
彫りの浅さは着色で立体感や表情を描き補う
思う所有り試験的に黒獅子と赤獅子を作ってみた
古くから長井では子供が欲しがる様な小振りの獅子頭が作られてきたが
実際制作の手間は多く、制作は難儀するのだが、知人に頼まれると断れないもの・・
仙台や福島、埼玉ではだるまの張り子が作られ、獅子頭もこちらの物産館に下ってくる
桐粉を固めて型に充填し固めた物だ
飾り獅子では満足しないお子様はついぞ荒々しく獅子舞ごっこしてしまう
するとアゴ辺りが破壊されてしまう事が多い
とすると高価な木地の獅子頭が欲しくなる構図だ
・・そこを何とかしたいと長年考えて樹脂製の獅子頭も制作してみたがデビューは
まだ遠いようである
では・・飾り獅子に徹した張り子獅子では如何なものかと試作を始めた訳である
さて完成することが出来るであろうか
獅子宿の獅子頭コレクションにも張り子の獅子ありご紹介しよう
讃岐の張り子・・和紙を貼り重ねた手の混んだ獅子頭である
極東の日本に仏教と共に伝来して以来日本人のイマジネーションは尽きない
展示用の三春の獅子も木地調整中
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