石巻行きの獅子頭の金箔が仕上がりました
初めて金箔の他にアルミの箔を使ってみました
これから毛植えの工程
合わせて獅子幕を縫製します
獅子頭がお目見えしました
一見して漆の塗りが良く健康そうですが、満身創痍
本獅子は舌が数年前から破損してねじ止めされたままとか・・
修理した舌もまたヒビが現れたり
修理ご依頼の地区は過疎も甚だしく、戸数25戸で神社を維持し祭りを行っているという
お祭りを行う為に一戸負担金が数万円だとか
それだけに信仰深く、地区民にとって大事な祭りの獅子頭なのでしょう
小さな破損のうちの修理があれば、大きな破損に広がらないのですが、
これから精密検査と治療法を検討致します
写真右手 古い獅子頭の方は梅津弥兵衛 弘化元年の作
高さ40㎝のL型の形状が特徴
獅子頭を持ってみると非常に背が高く見える作りです
本獅子とされる方は平成9年 白鷹町小形三郎氏作
この獅子を眺めていると・・獅子頭が語り始めます
自分は竹田吉四郎似だとか・・どこが痛いとか・・
誰かが変なもの塗ったとか・・頭にロウソクの鑞を被ったとか
ぶづぶつ独り言を呟きます