獅子宿燻亭3

ネットオークションでよく登場する海外輸入品の獅子頭の整形依頼です

全体的に彫りが浅く、どこから手をつけていいのか困りますが、まず眉と歯を整形


眉毛を絞り、ぼんやりとした眼を彫り込み睨みを効く眼にします

前歯が大きすぎて間が抜けてるので牙をつけて長さを調節

これだけで引き締まった表情になります



削ってみるとバルサ材の様な材料ですが、きついレモンの様な香りが漂ってきます

驚いた事に木取りも、木口が獅子の顔の正面にくるのが定石ですが真横に取っています




日本の商社が海外で安く作らせ逆輸入した安価な粗物が広く全国に広まっています

皆様くれぐれもご注意下さい

突然ですがカジカ提灯を作ってみました

唐突の様ですが、地区祭りの賑わいの一つに加えてみようかという提案

金魚すくいの企画にとまずは金魚ねぶたを制作





実はネットで見つけた金魚ねぶたを参考にいたしました

針金や竹ヒゴでボディラインを形どり障子紙を貼り食紅を水に溶かし、本格的にロウを溶かし

てロウ書きをしてみました


自宅の側には野川が流れておりまして、子供の頃よくカジカをヤスで突き火をおこし

野趣溢れる味を楽しんだものです

最近河原で水に戯れる事等ほとんど有りませんが、水中眼鏡をかけて石の下に隠れたカジカを発見したドキドキは忘れませんね・・・

水中では一回りも二回りも大きく見える物です



大きな口とまん丸い目玉、トゲトゲのヒレのユーモラスな姿は清水町の親睦会のTシャツの

キャラクターに描かれています

そのイラストは昨年亡くなった村上和雄さんの作でもあります

市職員であった村上さんは文教の杜で、その類い稀な才能を発揮しイラスト制作や南画家白龍

の研究等・・・これから遺作の発表に注目されるのではないかと期待しています


そんな村上氏をカジカに例えカジカ提灯に想いを重ねました


8月14日初盆・・賑やかな盆踊りを眺めるカジカの顔がいつしかの飄々とした村上氏の横顔に

会えるかもしれません

いよいよ七月に突入・・蝉が鳴き始めトンボの幼虫ヤゴが羽化し

小川の葉っぱ、その抜け殻を晒し夏本番の様相が現れてきました


四方山会も八月三日の上山を皮切りに花笠踊りが始まります

五日六日七日は山形市、八日は天童

その連日の花笠の稽古の合間に九月六日のみちのく阿波踊りの稽古

や別に花笠や阿波踊りのお囃子の稽古が組み込まれております


今日は山形市の滝山公民館の集会室にて新作阿波踊りのお囃子と合同

稽古です




私は笛の担当で振り付けも新しくなっているようですが、自分の笛をこなすだけで

いっぱいいっぱいで振り付け等眼中に入りません




あーーーまた間違えた