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草鞋に滑り止め

  • 草鞋に滑り止め
四日の長井芸術祭への長井小学校獅子舞披露の為の準備です

長井市民文化会館ステージのフロアーは草鞋では滑るとの経験から

悩みに悩んだ末・・・液体ゴムのクリアーを仕入れてみました





ゴムというよりアクリル絵具っぽい匂い

以前、同じ様に生ゴムを塗ってみると何時までもベタベタして不具合なので

充填用のシリコンを塗ったくってみたら、ボロボロ抜け落ちて散らかった・・・という

苦い経験があります


18人分の草鞋に塗布し、秋晴れの天日で乾燥

乾燥すると透明になり、効果あるかどうか・・・その効果は如何かなものか? 

実際に稽古で試してみる必要がありますね
2014.09.29:shishi3:コメント(0):[獅子宿works]

舌の裏に記名

  • 舌の裏に記名
偶然・・獅子頭の舌の裏に書かれた塗り替えの際の記名を発見

そこには

塗替

明治23年八月

○○ムラ中 有志  四名の総代名

塗師  小出・・名前はススで汚れて見えない状態

小出とありますが長井の職人だろうか?

白鷹町の現在の地名には無いので長井なのだろう

明治であれば漆職人は数多く居ただろう・・・こんな時赤外線カメラがあれば

スッキリするのに

しかし舌の裏に残すとは・・

2014.09.28:shishi3:コメント(0):[獅子宿works]

桐で制作

  • 桐で制作
昨日お借りしたこちらの白鷹町の獅子頭・・・ちょっと珍しい構造

顎の真ん中、舌の根元に軸棒が通る部分があります




普通は左右の軸穴に軸棒が貫通しているのですが、下顎を支える棒も兼ねている珍しい形でした

軸棒が横にずれて外れない様に竹の栓をするのが多いのですが、こちらは軸棒の穴に青苧の紐で

留めているやり方・・こちらも稀




さらに耳をよく見ると紐を通す穴に棒を差し込んでいた名残があります

耳の裏側上部に棒を取り付け頭に差し込んでいた痕跡




当初は現在の様に紐で耳をぶら下げて、獅子舞の上下の動きにつれて耳がカランカランと

鳴らせる舞いでは無かったのでしょう

白鷹町でも最古の獅子頭といわれる鮎貝八幡宮の雌獅子の耳はやはり棒で固定されていました

萩野もそうでした

棒が破損した為の代用で、何時しか紐で下げる方法が主流になったのかもしれません



雨が降る様な話なので、午後からバタバタと荒彫り開始





まだ夏の名残の蚊が寄ってきます・・・気温が高いせいか蝉の残党も鳴き出しました




こちらの獅子頭は面長で無く面高・・・・鮎貝八幡宮は面長

同じ白鷹町でも最上川対岸同士でずいぶん違うお顔の作りですな~




そうそう・・玉眼・・ガラスを嵌めてみました






2014.09.24:shishi3:コメント(0):[獅子宿works]