獅子頭の瞳にガラスを嵌め込む手法について調べてみました
白鷹町鮎貝八幡宮をはじめ周辺の幾つかの獅子頭の目には円形の平面ガラスが取り付けられています
そのガラスの内側の瞳には黒、その外側には金箔の輪が施されています
暗闇や光の加減で妖しく反射し効果は抜群
更に、目の縁に獅子の赤と補色対比の緑青の輪郭が描かれ、引き締まった目力を発揮しています
ガラスは表から嵌め込まれ縁を漆で固め固定されているようです
そのガラスの目から獅子頭の内部裏に光が差し込む獅子頭もあるという話を聞いた事が
ありますが、未だ未確認です
こちらは以前ご紹介した西田尻の熊野神社の獅子頭
複雑な瞳の表現が見事・・・見つめられたら身体が硬直しそうですね♡
鮮やかな緑の彩りが神秘さを引き立たせています
白鷹の獅子頭の瞳は描いた目が多いのですが、ガラスの瞳は特別なのでしょう・・・
以前制作させていただいた同町萩野の獅子は一見描いた目の様ですが、裏を黒く塗ったガラスを
嵌め込んでおります・・・写真は古い獅子の魂を抜いて新しい獅子に入魂する「御霊還祈願祭」珍しい儀式の様子です
獅子頭の新調と併せ他に新しい獅子幕、半纏等もお披露目です
只今・・白鷹町鮎貝系の獅子頭と類似した全国各地の獅子頭をネット検索していますが、これだっ!という獅子頭はまだ発見されていません
ご存知の方は是非ご教授願いたいと思います
鮎貝のお獅子のガラスの瞳の神秘は果たして何処から伝わった物か・・謎は深まるばかりです
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