先日行った赤外線カメラによる獅子頭の記名調査のデータが届きました
パソコンにて成田の八幡神社の獅子頭の内部の塗りつぶされた記名を確認してみると確かに見えます
さらに鮮明に浮かび出すよう操作してみると、あぶり出しの様に見えてきました
漆の層を赤外線は透過して奥の層の文字を浮き出してしまうのでしょうね・・すごい威力
懸案の獅子頭の作者も明記してありました
伝説とおり平吹市之丞 作と有ります
当時の総代や角力獅子頭 小頭 獅子連の名前が連記されています
明治25年と大正6年、その後昭和29年塗り替えと記され、その後塗りつぶされて
記された記名が残っています
所々に突き出た白く丸い物は獅子のタテガミを植えた痕
そのタテガミで見えない名前が有りますが、タテガミは記名を書いた後に取り付けられたのでしょう
か? 工程的には記名が最後になるのですが・・・はて? 疑問です
その他にも撮影した二頭の中にも隠れた記名が見つかりました
こちらは記名を塗りつぶす前に下地調整の為、紙ヤスリをかけたのか鮮明には写らず残念
只今あの手この手で炙り出し中です
赤外線で写真をよーーーくご覧下さい 記名が浮かんでくるかも
再度撮影を試みたい所です
訂正 獅子頭新調は明治25年ではなく塗り替えられた年でした
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