面長の獅子

面長の黒獅子をご紹介致しましょう

正面からの写真をご覧下さい



写真を縦に変形させている訳ではありません・・では後ろから





何故にこのように面長なのか・・面長という表現には語弊がありますね  では縦長?

この獅子頭は文久元年長井の梅津弥兵衛の作

梅津作の獅子頭は沢山ありますが、このような個性溢れるお顔はこちらの黒獅子だけ


眉毛も変わっています

普通は金箔で型どりますが、輪郭を薄彫りしているのです





眼の縁も彫り込み輪郭をより強調しているかのようです・・長谷部吉之助にも通じた入れ籠み様

面長の為か眼の視線は真正面になり、眼を見開いて邪気を祓うような表情になっています

飯豊出身で福島で獅子頭の制作された故 太田康雄氏がこの表情の獅子を残しているので

この面長獅子の影響を受けたのではないかと推測します

梅津氏の獅子頭は緻密な彫り  獅子の内部も手を抜く事無く奇麗に仕上げられ

優れた獅子彫り師の仕事を残しています
2014.06.01:shishi3:[獅子宿works]

久々の更新ですね

獅子の顔も人と同じで個性がありますよね
同じ顔は無いでしょうね
彫り師のその当時の思想や環境もあるでしょうからね
2014.06.02:獅伝管理人:[編集/削除]

どんな意図なのでしょうね

あんなに頭を高くした作者の意図とは?
かなり太い材料を要する作り方です
太くて獅子頭の形が彷彿させる様な原木と出会ったのでしょうか

謎です 
2014.06.03:布袋おやじ:[編集/削除]

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