堪え性の無い質(たち)なもんで・・・
まだまだ塗りの前に手入れしなくてはならないのに 時期尚早
色見のつもりがカシュー塗料の本塗りに進んでしまいました
西大塚の古い獅子がモデルです
この獅子頭のもともとの色を再現したいのですが
最近の獅子頭は鮮やかな赤系の本朱は赤の塗料に黒を混ぜて彩度を調整して塗ります
同じ赤でも小豆(あずき)という色は少し青みと白みがかって、比べてみると本朱は
黄色みを感じます
今回は赤に朱と黒を入れ調整しました 朱はオレンジなので黄色みが強く、黒を入れすぎると
茶色になります
長谷部吉四郎作と思われる獅子頭は結構この色を用いた獅子頭が多く見られるようで
好んでこの色を使ったと思われる可能性があります
パソコンでタテガミ植毛や目に金箔を入れたり、宝珠を取り付けてみたりと・・・
イメージは広がります
ところで、白鷹の獅子頭には長井の獅子の様な牙やヒゲが無いものが多く不思議です
鼻ヒゲや頬にも毛植えは無く、表情が見えやすい所は全国の獅子頭を見ても
こちらが一般的
長井の獅子の毛深さの方が珍しいのでしょうね
下顎の内側を除く部分が乾燥したので持ち帰り、眺めております
長谷部獅子は形良いですね~
顎の緩やかなカーブが良い景色です
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