天狗・・・お祭りの行列で神様を導く役と言われる猿田彦の面の手術
破損部分を剥がしてみると、3~4mmの分厚く胡粉を塗り重ね和紙を貼って
木地を覆っています
能面師の技法でしょうか?
破損部分は落下の際、衝撃は長い鼻の先端から鼻の根元の接着面のヒビ
と額の古い修復部分にヒビを残しました
修復部分には桐の木屑と膠で作った、柔らかいパテが使用され簡単に
剥ぎ取る事ができました
強度に関しては甚だ疑問の修理跡です
大きな隙間には厚紙を貼り塗料を塗っただけです
なんと・・そのまま節も残こして隙間に木片を突き刺して接着したままの
大胆な手術跡もあり驚きます
普通は麻布と漆で堅める修復と考えるのですが・・・飾り物系の修復です
今回の修復には、獅子噛の修復でも使いましたがFRP・強化プラスチックで補
強を予定しています
FRPは軽量で強固で柔軟性ある素材
獅子頭の修理でも最後の手段として使用しております
日曜日の四方山会の花笠と阿波の東根イベント招待風景です
短い時間にギュッと四方山会のパワーを濃縮した公演でした
花笠と阿波の豪華セットってなかなか観れないと思いますよ~
もちろん大盛況に終演いたしました
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