天狗の鼻

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天狗・・・お祭りの行列で神様を導く役と言われる猿田彦の面の手術

破損部分を剥がしてみると、3~4mmの分厚く胡粉を塗り重ね和紙を貼って

木地を覆っています

能面師の技法でしょうか?

破損部分は落下の際、衝撃は長い鼻の先端から鼻の根元の接着面のヒビ

と額の古い修復部分にヒビを残しました

修復部分には桐の木屑と膠で作った、柔らかいパテが使用され簡単に

剥ぎ取る事ができました

強度に関しては甚だ疑問の修理跡です



大きな隙間には厚紙を貼り塗料を塗っただけです

なんと・・そのまま節も残こして隙間に木片を突き刺して接着したままの

大胆な手術跡もあり驚きます

普通は麻布と漆で堅める修復と考えるのですが・・・飾り物系の修復です


今回の修復には、獅子噛の修復でも使いましたがFRP・強化プラスチックで補

強を予定しています

FRPは軽量で強固で柔軟性ある素材

獅子頭の修理でも最後の手段として使用しております




日曜日の四方山会の花笠と阿波の東根イベント招待風景です





短い時間にギュッと四方山会のパワーを濃縮した公演でした

花笠と阿波の豪華セットってなかなか観れないと思いますよ~

もちろん大盛況に終演いたしました

2013.11.26:shishi3:[獅子宿works]

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