獅子宿燻亭3

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<p>お世話様です　ご無沙汰しておりますね</p><p>&nbsp;</p><p>梅津獅子の方だと思いますが・・</p><p>地元の方が前歯の修理の際ブロンズ金を使用</p><p>ブロンズ金とは銅の合金の一種を細かく粉末にしカシューの透明な塗料をメディウム</p><p>にして調合したものです</p><p>金箔とは違い手軽に塗れるのですが、いずれ錆びてしまうのが欠点です</p><p>小形獅子は比較的若い獅子ですが、診察の結果いたるところに爆弾ヒビが</p><p>仕掛けられて爆発の予兆が見え隠れしているようです</p><p>しかも歯の当たり方が悪いですね</p><p>前がくっつかず奥歯と唇の端<span style=\"line-height:1.6em\">あたりが接しています</span></p><p>切れた舌はビス三本で辛うじてくっついている状態でした</p><p>&nbsp;</p><p>梅津獅子は文久元年に制作されたもので、かなり修理を施されていますが</p><p>病魔が転移し木口、脳天そして鼻筋から唇へとパッカリ割れ重篤な状態</p><p>従来の方法では同じ様な破損転移を繰り返すばかり</p><p>最後の手段</p><p>FRPで表と裏からバックアップ修復法を検討しております</p><p>今年のお祭りまでは二頭を蘇らせたいと考えていますので宜しく御願い致します　</p><p>長くなりましたので・・ではまた</p>

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