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石巻の獅子完成

  • 石巻の獅子完成

縫製が完了し、最後に尻尾を取り付けました



獅子幕の縫製は、獅子頭に合わせて輪にしたロープを内蔵した帯を

本体の幕にピタリと縫製するところが難しいのです

 

尻尾は30�


旋盤で作った丸棒にタテガミの植毛の様に太さ6mmの束を植えるのではなく

 

茅を葺くように白馬毛を重ねて接着しました

単体では筆の様です



黒い獅子頭にタテガミの白そして赤と金銀、目の縁の緑、耳の空色、幕の緑と獅子毛の白が加わり賑やかな彩りです

獅子の振り手の衣装も整備出来れば嬉しいところですが予算外

獅子の嫁ぎ先の石巻市白浜地区は、津波で壊滅し神社も失いました

地区の方々も散り散り・・この獅子頭で白浜地区が蘇ってくれる事を祈るばかりです

 

 




獅子宿廊下で試運転
2014.02.24:shishi3:コメント(2):[獅子宿works]

幕縫製

  • 幕縫製

獅子幕の縫製を行います

神社名を染め抜いた目の粗い麻布風ポリ(ポリエステル)生地を

前幕と裾の部分に使用します

長井の獅子舞の幕は長さ9~10mと巨大な幕と比べれば格段小さいのですが

長さ240㎝、幅130cmの二人用の小型幕でも伸ばせば5mにもなり意外と大変なのです

縫い合わせは最低2往復です

緑地に白抜きの獅子毛模の寿獅子舞い系の獅子幕

最近増えてきた、伝統的な染めではなくインクジェットプリントです

 

白鷹西田尻の熊野神社の古い幕の例では30cm幅長さ10mの獅子毛模様を染めた生地を12枚

縫製した大きな大正時代の見事な獅子幕がありました

最近ご紹介しましたので、そちらをご覧下さい

 

布と布を縫うには丈夫に縫い付けなくてはならないので一度合わせて縫い重なった部分を

折って三枚分縫い重ねる工程があります

大正時代にはミシンも無くて当然手縫い・・気が遠くなる様な手間暇

その当時、和裁は女性の仕事だったでしょうから集落の女性が寺などに集まり和気あいあい

と縫製した情景が目に浮かびます

 

西高玉の獅子幕も巨大で裾に細い紐が縫い付けられていました

端の布を包んで縫い付けているのですが、糸で丁寧にぐるぐる巻き付けているのです

これ又、気の遠くなるような素晴らしい手間暇

 

我々も、初心に戻り先人の忍耐、手間隙を惜しまない精神を学ばなくてはなりませんね

 

2014.02.23:shishi3:コメント(0):[獅子宿works]

フサフサ

  • フサフサ
  • フサフサ

獅子頭に毛植え完了

せっかくの金箔も、ちょっと擦っただけで傷がついてしまうので

透明な塗料を塗り保護します

タテガミにはヤク毛 ヒゲには馬毛を使用しました

長さもいろいろ、巻き毛の馬毛も混ざって選別が大変ですね

獅子毛模様の獅子幕が染め上がったので、これから縫製を始めます

久々のミシン掛けですが、緑の糸の到着待ちなんです

 

昨日の獅子と違うような気がするとお感じの方・・鋭い

目の輪っかが無くなっています

実は昨日の写真は輪っかを合成して付けてみたもの

モンタージュしてみました

 

青い耳座布団を取り付けました

こすれ止めと彩りを加える効果があると思います

 

 

 

2014.02.19:shishi3:コメント(0):[獅子宿works]