モノクロだった獅子頭木地の部屋が色づいてきた
彫って貯まっていたものを徐々に仕上げている
弟子の娘の仕業も手伝っている
今日目玉をちょいと、いじってこの獅子頭が八分の完成ってとこ
なんか不思議な顔つきになってしまった
上から見るとキョロンと見上げるウチの茶虎猫と似ている
下から見ると貫禄が出て偉そうに見える
いま弟子が、この獅子頭の相方を仕上げている
このキョロンした眼に金で白目が描かれている
今塗りに出している川西の新山神社の獅子頭にも白目がある
また川西町犬川の龍蔵神社の獅子頭も新山神社の黒獅子をモデルにして制作したとか・・
しかし銀箔から金箔になっている
以前も話題にしたのだがナルホドといった表現だ
HOME > 獅子宿works
22年ぶりの再会
山形市の蔵王半郷のお宅にお邪魔致しました
観光物産館からちょっと上った辺り
茶の間に通されて直ぐ、ドンと飾られている山形新幹線の模型に目が止まりました
これ見覚えが有り!
22年程前、山形新幹線の開業前に数台制作した1m程の「つばさ」ではないですか
シルバーメタリックの車体のアチコチに制作した当時の面影が残り、制作の様子が
甦ってきます
近くの産業廃棄物処理業者の火災爆発で我が家もガラス窓が複数被害を受けつつ
大騒ぎの制作だったので印象深いのです
さて・・現在蔵王地区の二カ所にも獅子舞が有るとの話で、ワクワクしながら写真を見せて戴
きました
というのも獅子宿のコレクションに半郷の地名のある獅子頭が有るのです
こちら一つは松尾神社の獅子頭だそうです
獅子舞自体は略式化になり囃子も無く、地区を練り歩いては家々を周り
邪気を祓う頭を歯噛みする所作があるそうです
もう一つは半郷から更に上った上野の獅子舞
詳細は不明ですが、なかなか良い獅子頭
さてコレクションの獅子頭
実際に祭りで舞うようなサイズより小さく飾りの獅子頭
顎の下にある、彫りある記名には 大字半郷 斯波(しば)忠頼 とあり花押が記されてい
るのが貴重な資料
斯波氏・・・鎌倉時代、山形城を築いた斯波兼頼との関わりも匂う
今後妄想のつばさが・・・バタバタしそうだわぃ
観光物産館からちょっと上った辺り
茶の間に通されて直ぐ、ドンと飾られている山形新幹線の模型に目が止まりました
これ見覚えが有り!
22年程前、山形新幹線の開業前に数台制作した1m程の「つばさ」ではないですか
シルバーメタリックの車体のアチコチに制作した当時の面影が残り、制作の様子が
甦ってきます
近くの産業廃棄物処理業者の火災爆発で我が家もガラス窓が複数被害を受けつつ
大騒ぎの制作だったので印象深いのです
さて・・現在蔵王地区の二カ所にも獅子舞が有るとの話で、ワクワクしながら写真を見せて戴
きました
というのも獅子宿のコレクションに半郷の地名のある獅子頭が有るのです
こちら一つは松尾神社の獅子頭だそうです
獅子舞自体は略式化になり囃子も無く、地区を練り歩いては家々を周り
邪気を祓う頭を歯噛みする所作があるそうです
もう一つは半郷から更に上った上野の獅子舞
詳細は不明ですが、なかなか良い獅子頭
さてコレクションの獅子頭
実際に祭りで舞うようなサイズより小さく飾りの獅子頭
顎の下にある、彫りある記名には 大字半郷 斯波(しば)忠頼 とあり花押が記されてい
るのが貴重な資料
斯波氏・・・鎌倉時代、山形城を築いた斯波兼頼との関わりも匂う
今後妄想のつばさが・・・バタバタしそうだわぃ
比較
制作中の二件の獅子頭をそれぞれ比較してみた
こちらは下塗り中の川西の模刻したお獅子
塗り立てにも関わらず晩酌のお伴・・まるでお相伴にあずかって赤くなっている様だ
以前ご紹介したように川西にはこの獅子頭と同系の獅子頭が眠っている
未だ、これという発見は無いが晩酌しながら再び比較してみた
右上のお獅子がこのモデルで紅一点・・・最大の気になる点
鼻の横に黒い擦れた跡が有り、元々は黒だったのではないか? 何故変身したか?
他の近辺に存在している三頭の制作時期が幕末の激動の時代に何が起こったのか
獅子頭の黒か赤かの深い意味合いを徹底的に調べる必要が出てきた
もう一つ
脳天のコブの4パターンの形の違い
長井の黒獅子の様なものから薄い円盤状、サザエの様なラセンもある
当初タマネギ状の宝珠かと想像していたが違っていた
仏像の額の百豪の表現にも似ている
仏像の象徴としての獅子頭と考える信仰もあり獅子頭に百豪を採用したと
考えられるのかもしれない
こちらの二頭は白鷹の浅立と広野の模刻制作中
モデルの獅子は几帳面に同じにして作られている・・違うと言えば、内部の握り手と塗りの目
の描き方が違う
黒い円の外側に赤い円が描かれているが、前者の目線が真正面に対して後者は八方睨みになって
いる
目線の違いでこんなに表情が違ってくるものだ
こちらは下塗り中の川西の模刻したお獅子
塗り立てにも関わらず晩酌のお伴・・まるでお相伴にあずかって赤くなっている様だ
以前ご紹介したように川西にはこの獅子頭と同系の獅子頭が眠っている
未だ、これという発見は無いが晩酌しながら再び比較してみた
右上のお獅子がこのモデルで紅一点・・・最大の気になる点
鼻の横に黒い擦れた跡が有り、元々は黒だったのではないか? 何故変身したか?
他の近辺に存在している三頭の制作時期が幕末の激動の時代に何が起こったのか
獅子頭の黒か赤かの深い意味合いを徹底的に調べる必要が出てきた
もう一つ
脳天のコブの4パターンの形の違い
長井の黒獅子の様なものから薄い円盤状、サザエの様なラセンもある
当初タマネギ状の宝珠かと想像していたが違っていた
仏像の額の百豪の表現にも似ている
仏像の象徴としての獅子頭と考える信仰もあり獅子頭に百豪を採用したと
考えられるのかもしれない
こちらの二頭は白鷹の浅立と広野の模刻制作中
モデルの獅子は几帳面に同じにして作られている・・違うと言えば、内部の握り手と塗りの目
の描き方が違う
黒い円の外側に赤い円が描かれているが、前者の目線が真正面に対して後者は八方睨みになって
いる
目線の違いでこんなに表情が違ってくるものだ