獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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こうして見ると意外と太い・・・桐の丸太でした

自慢の60cmバー・・ハスクバーナちぇーんそー君の歯の調子が芳しくなく

スカスカっとカット出来ません・・・・

普通と違い歯の角度が硬い木材用に研がれていたようです

森林組合の方に問い合わせて判明しましたが、切れ味悪く荒彫り中止です




さて川西町のとある御獅子さまが診察にいらっしゃいました

顎関節骨折です



なんとも痛々しい

転倒したようです

転倒時の傷は見当たらないので、獅子幕がカバーしてくれたのでしょう

しかし下顎の軸付近は良くある骨折ですが上部は珍しい

獅子の構造にも影響しているようです

なんと牙の位置が逆です・・・置賜では比類稀







いたって耳も目も個性的ですね〜

昭和27年南陽市法師柳の佐藤耕雲氏の作

いろんな関わりが見えてきます

この獅子は依然紹介した制作中の同町新山神社の獅子を手本にした獅子と伝えられております

その獅子は明治3年梅津弥兵衛作・・眼に白目がある珍しい獅子




また、佐藤耕雲氏は近くの同町西大塚の薬師堂の2代目獅子も手掛けておりま

す  おそらく薬師堂の後にこちらの獅子を制作したのでは????と


先日メンテナンスでお借りした竹田吉四郎作の獅子頭を参考にした形跡がある

のです・・・







というのも竹田吉四郎氏の時代考証を考えると、当然佐藤耕雲氏が後なのでツ

ジツマが合います



こちらモデルとなった獅子頭、メンテを完了し獅子をお返ししました








2013.08.28:shishi3:count(1,669):[メモ/獅子彫りの時間]
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