忘れ去られたような獅子と目が合いました制作の為お借りしていた獅子頭を返しに、とある方の玄関に訪れた時です玄関には獅子頭が二頭置かれていて‥一つの獅子頭と目が合いました正確には‥目が合ったような気がしたのですが‥訴えるような目だったからかも知れませんその獅子頭は以前こちらの獅子頭制作したとき以来で、大分放置された様子で汚れています竹田吉四郎作と思われる獅子頭で、昭和初期約80年前の作顔の真ん中から割れて針金で仮止めされています鼻筋の裏側が極端に薄く彫られ、それが破損の原因かと思います既に引退した境遇の獅子頭、毛も抜けなんとも悲惨きわまる表情にクリーニングを申し出ました‥
もう一つの獅子は南陽市法師柳の佐藤耕雲作で三代目の獅子です
こちらも疲労困憊のまま時間が停止してしまったような表情で手入れが必要でしたが、今回は
一頭だけに致しました
クリーニングは主に表面の汚れを洗い流し、割れの部分は針金を除去し最低限の補強を考えています ほとんど無い毛は新品の毛ではなく植え替えで出た少し年季の入った毛を補充してあげようかと思います
手間のかかるおせっかいです
面白いのは獅子頭の表情です 飯豊の諏訪神社や萩生の獅子に見られるような様式と長井の総宮系の獅子との様式を合わせたような表現になっています
割れの原因の薄彫り・・最初総宮系の獅子を彫り、途中で飯豊系に変更した可能性もあります
さて・・クリーニング後またご報告いたします
盆明け屋根のてっぺんいよいよ棟木と蔵掛け、煙り出しの解体が始まりました
高所での作業・・・安全第一ですが
職人が自ら作りたての茅屋根のトタン葺き下地に容赦なく茅の残材を散らかしていきます
後先の事は全く考慮ない作業に驚きます・・
スキー板みたいですが屋根のテッペンの両端に付く棟木
テッペンに設置され金属板で囲われます
この棟木、下から見ると細く見えますが、近くで見るとデカッ
反っている所はスキー板の様で厚みある梁材から削りだしたようです
茅屋根にトタンを被せる・・・・なかなか見る機会の無い工事です
仕上がりはどうなるのでしょうか??
清水町黒獅子会の獅子舞稽古です
相変わらず雲行きは怪しく、湿って生温い風
大人の参加者は優れませんがね子供たちは元気でやる気満々
どういう反応になるか試しに低学年用の童獅子を投入してみました
最初は警戒し様子見・・
獅子舞を始め、安全とわかると幕はパンパンに膨らんできました
どういう訳か笛太鼓の役割も自然と笛が女子・・太鼓が男子と振り別けされてしまいます
小学校1〜2年の男女は笛は困難なので自然と太鼓になるのですが
高学年になると男子は獅子舞と太鼓に偏り、笛は皆無
これは良くない傾向です
できれば笛太鼓獅子舞とすべて習得できるように指導したいものですが・・・難しい
原動力は知的好奇心・・・・どうくすぐってやるかが課題です
公民館で盆踊り太鼓の稽古です左の方が先生で民謡の歌手‥渡部さんです
さすが唄いながら太鼓叩くのです
右手は隣組の井上さんちのお婆ちゃん、 試にたたいてみました
やっと三年越しで稽古まで漕ぎつけました
簡単簡単とおっしるので習ってみると・・難
奥深いですなぁ
口述で太鼓の流れをレクチャー戴きましたが今一つ理解できませんな・・
高度でした
初めてですから
なんとかしなくては・・・14日の本番まであとわずか
あ〜あ長梅雨の湿り気で太鼓がカビカビなんと太鼓の皮の表両面に青カビですアルコール殺菌して夏の日差しで天日干をしました獅子宿は雨漏りした畳で茸栽培出来そうな雰囲気です昼過ぎにガタガタと地震だし‥何やら空が厚い雲に覆われ暗くなってきました今度は雷?夕立?ゲリラ豪雨?天変地異の昨今ですこれからカビカビ太鼓で盆踊りの太鼓の稽古でございます
いつも盆踊りで流れる唄は「長井盆踊り唄」ご当地長井のオリジナルだったんですね!
このお借りしたCDは「山形民謡 編 第一集」
CDをお借りした清水町の渡部あや子さんが唄っていらっしゃいました
明日から山形で花笠祭りが始まりますね〜相方が6日に参加の予定だそうです
日本全国祭りのシーズンですなぁぁぁぁ