獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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今日も獅子宿の守り神さまが大根を差し入れてくれました

静かな一週間でした

連日山形市へ往復の稽古三昧

相方にも大変ご迷惑をかけました~

四方山会の公演を終え‥一週間
張りつめた緊張からの開放感で心身ともに弛緩きってしまい無気力状態

しかし消えてしまったかに思えた緊張感の炎は

新たな企てに姿を変えてポッと新しい種火が灯ったようです

新しい挑戦が始まりました・・


ところで
近日中、獅子宿の屋根は茅屋根から金属屋根に改装します‥今年2月の雪害による大規模な屋根の破損の為です
もう直ぐ工事が始まります

営業は通常通り行いますので今後とも
ご愛顧お願い致します




本日リハーサル
公演のクライマックス
若さと力強さ溢れる花笠踊りです!



こりゃぁ~凄い!!!

・・これ以上コメント控えます



いよいよ明日です
日曜日の四方山会40周年記念公演の本番を前に最後の通し稽古です

二時間以上の公演の構成で色々出し物の変更がありましたが獅子三頭が出演決定したようです

七転八倒して制作した労が報われます

鮮やかなスリーパターンの獅子幕は舞台映えするでしょう





今月23日日曜日に開催の伝統文化サークル四方山会の40周年記念公演の稽古です

空梅雨の影響で今日も暑い!

今日は公園前の最後の日曜日・・衣装をつけての通し稽古でした

吹き出る汗・・気もめても着替えが演目開始に間に合わない事も多々

本番前までは改善するでしょう


その辺素人の私はオロオロ傍観するばかり

私は踊れないので笛のみなのですが稽古でも緊張して指が震えます

獅子舞の時には無い体験です


今日は遂に制作した獅子舞が出てきました

初めて四方山会の獅子舞を拝見

神楽系の創作の舞でアクロバティックな動きもあり素晴らしい舞でした

構成上、三頭の獅子の共演は無いようですが次回に期待いたします


ところが~今日の稽古で獅子舞の演目が無くなってしまいました!

残念ですね・・・幹部の苦渋の決断











こちらは重篤な症状です

こちらは八方睨みの眼ですが西田尻横越文殊の獅子と似ているような雰囲気

同じ作者の可能性あり?



松材で作られているらしい顎が真っ二つに破損

頭の後ろ三分の一から後ろにかけてぐるっとヒビが入りました


以前修理した時のカルテが無いので現在記憶を巻き戻して調査中

ただし獅子頭の裏までヒビが通しているので構造上の問題かと


獅子が神社に入る時に激しい引っ張り合いを行うということなので

その時のダメージで頭がねじれ顎まで破損してしまったのでしょう


昭和10年作の獅子頭・・もう80歳

そろそろ引退でしょうね



東五十川の獅子です

前回ご紹介した赤獅子の二代目

典型的な竹田吉四郎の作品です

今、飯豊の黒沢の獅子も修理中でヤハリ竹田吉四郎作‥

酷似しているので同じ時期の作品かと思われます



治療は軸穴の割れと舌、毛の植え替えと症状は軽め‥

直ぐ退院できるでしょう

しかし、作者によって獅子の表情って変わりますね~


さっそく竹田吉四郎作の獅子好きな若者が取材に訪れました
...もっと詳しく

長谷部吉之助作と思われる獅子です

あくまでも私の推測・・長井市五十川の生憎観音に伝わる古い方の赤獅子

もう一頭は昭和初期と思われる黒獅子は竹田吉四郎作



赤獅子といっても褐色で、東五十川近辺の白鷹町浅立や広野、小山沢の獅子と

同色で同グループの文化圏なのでしょう

獅子頭を観察して見ると大胆な造形!

十数年前の写真の印象通りです・・こりぁ~やっぱり長谷部吉之助ですね

細かく見ていくと彫の深い造りの割には塗が荒い

堅牢な塗り重ねというよりさささっと仕上げた感があります


眉毛や舌の剥離を四角い釘でグサッと留めて修理している所には驚きました



長谷部吉四郎作と思われる獅子を比較してみました


川西新山神社の獅子、

木地の小山沢七星神社、

川西西大塚薬師堂、

そして長井市東五十川生憎観音の獅子・・共通した作風に見えませんか?


浅立の諏訪神社の獅子レプリカもなんだか長谷部作に思えてきました


素晴らしい獅子の造形に驚き魅入るばかりです



♪とおぉさんが~夜なべして

笛ぶくろ作ってくれたぁ~♪

・・・って唄っても自分用

余った獅子幕の端切れを材料にして制作しました





獅子毛の模様が珍しく気に入っております

お馴染みの波浪模様でも素敵でしょうね~




これはあやめ公園そば美味しい地酒の店「まるはち酒店」さんの古い暖簾

をリユースした笛袋

長年の摩擦や紫外線の影響やらで繊維が傷み山廃的な鄙びさを醸しています

表は色が退色したので裏を表にしてみました


こんなハラハラした仕事は初めて

一昨日から七転び八起き

獅子幕を三頭分縫製し取り付けしました

幕が透ける欠点が発覚し幕の内部に裏地を取り付けなくてはなりません

いろんな生地を試し・・・生地を選択


はて・・・どうやって縫製するか?


焦燥感との戦いでしたが何とかなるものです

このように仕上がりました

明日の稽古に間に合いそう・・・


尻尾を取り付けて完成だぁ~



本日
宮城県秋保町の音吉屋ふえ工房へお邪魔しました

ナビのお告げ通り川崎町から457号線へ入りウネウネの山間の道を進と‥
音吉屋さんの工房へ到着

片道二時間半の旅でした

こちらの工房訪問は事前に予約が必要ですのでご注意


実は昨日も秋保温泉に現れコンタクトを取りましたがお休みでした・・

計画性の無いのが何時ものこりない癖


おはぎで有名なスーパー「さいち」でおはぎを物色しました

テレビで見る通り惣菜売り場が盛況盛況に驚きました


さて音吉屋さん・・

工房は綺麗に整然として無駄の無い趣

店主の職人気質を察しました


予算に基づいた目的の笛は在庫が無く受注生産・・

うぅぅぅぅぅぅぅ~手ぶらでは帰れません!

23日の公演をこじつけて食い下がりました

結局見本の笛を購入出来ました


へへ~ん本漆ですよ~♪

早速夜の稽古で試してみると   伸びのある良い音




予算の倍の逸品

屋号通り音吉になりそうです











気温30℃と道路上の気温計が表示しているわりに爽やか!

自宅から木地山ダムまで車で40分‥
こんな美しさに出会えます

見事な三角錐の山
祝瓶山
右手には朝日岳

カーブカーブに断崖絶壁
突然現れる対向車にはヒヤヒヤ
クラクション鳴らしながらの山岳ドライブでした


獅子頭の耳を器に‥

宮城の方から依頼を戴き制作しました

長井の獅子の形をイメージできる方は少ないかと思いますが

こんな形なんです


差し込む棒はなく底を削って高台にしています


お客さんは以前も購入戴き、縁起物として玄関に飾って戴いてるとか・・


耳寄りなお話でした






獅子踊りであれば三匹獅子ですが

獅子舞なので三頭獅子でしょうか?


四方山会40周年記念公演で御披露目する獅子を整形し

仕上げております


いろいろ考えて、こんな形相になりました



昨日は左の赤いちゃんは白目でした

今日は金目に変更

タバコくわえている様ですが違います

鼻先はまだ赤いまま


そして今日・・右の金獅子と赤獅子に習い鼻を黒くしました

金獅子にも細長い髭をくわえたところがミソです


獅子幕も三頭三様に現在制作依頼中

タテガミも完成し尻尾制作を試案し苦悩しております


完成ご期待下さい


でも黒獅子ファンの方にはどうかなぁ~??

お気に召さない様な気配です









兜に取り付ける前立てという装飾をご存知ですか?




上杉博物館所蔵の兜に愛の文字を付けた甲冑はあまりに有名ですね

今回は愛の前立てを獅子頭にしたいというご依頼です






赤と黒の獅子頭をセットですが・・・・問題が


以前ご紹介した、小振りの黒獅子は樹脂製でまだ開発中の未完成品

赤い獅子はまだ原型という


兜への取り付けや獅子頭のバックの彫刻など検討事項を解決しなくては

開発も期限付きでないとなかなかはかどらないもの

ビシッと決めなくては



いかつく・・という整形のテーマですが

予算も予算なのでなるべく小規模な整形に留めようとしましたが

いたるところ気になりだし、ついに顎を作り直してしまいました

鼻先からの奥行きが無いので、バランスを取りアゴに厚みを付けてゴツサを加

えてみました



下地を整え仕上げに入ります

今度はタテガミを制作します