獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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屋根が吹っ飛んだ ヤ〜ネ〜  お馴染ベタなダジャレ

屋根は大袈裟でした

実は屋根のブルーシートが吹っ飛びました (写真参照)

笑点で菊扇さん得意のダジャレを引用しました

獅子宿の屋根は忙しいですね  

落ちたり飛んだりと・・・

本日午後の突然の大風と激しい雨で屋根のシートが吹っ飛んだのです

 

ボダボダと不気味な雨漏りの音で二階に上ると暗いはずの天井が明るいではないですかぁ!

れれれれ

屋根の取り払った煙出しに被せたシートが風でめくり上がり、激しい雨が無情にも降り注いでいま

茅屋根のトタン葺き下地はほぼ完成しているのですが・・・遮る物が無い

 

実は茅屋根をトタンに葺き替えるいい加減な職人がギブアップしちゃったのです

その為に工事は遅れ難航不実・・・

自分の人を見る目が確かでは無かったということです

 

ザンザン降りの屋根に上りめくれたシートを戻しにかかりました

足場悪いんですよ

 

なんとか大工さん達の応援で復旧

雨漏りの被害も少なくて済みました

 

 



本日は私・・軽いお祭り燃え尽き症候群の様相

昨日のみちのく阿波踊り2013in山形に参加させて戴き笛を思う存分吹いて参りました

 

午後から七日町ホットなる広場にて参加団体の短いデモンストレーション演舞

東京からは江戸っ子連とひょっとこ連が参加し、流石洗練され粋な阿波踊りを披露

四方山会は んだず連とかっぽ連    

んだず連・・・山形らしい素晴らしいネーミングですよね

 

メンバーの都合でデモの演舞は んだず連の笛も私が勤めることになりましたが

しょっぱなは頭と身体が分離するかのように緊張

吉野川という曲をソロで吹く20秒がありプレッシャーになっているようです

緊張すると気道や唇が固まって、みるみる音が悪くなるのが分かります

しょうがないですね・・・力不足というか度胸不足

お次は駅まで徒歩

既に福島うつくしま連と山大の学生連の四面楚歌のグループが演舞を披露していました

出演者達の着替え場所市民会館では親睦会を兼ね14団体各の演舞会

いよいよ空も暗くなり6時半から主会場のすずらん街での演舞です

400メートル程の大通りコース三か所での演舞から裏通りを巡って三回巡回

演舞も後半になると緊張も麻痺したのか、酔いで麻痺したのか恐怖の吉野川ソロも慣れ慣れです





踊りに笛、三味線、締め太鼓、鉦、大太鼓の鳴り物が一体化

本番は普段の稽古では鍛えられない心の稽古になるようです

 

締めは14団体の踊り子とお客さんも飛び入りし、大音響の鳴り物を総動員しての総踊りです



見るあほうのお客さんも年毎に増えてまさに壮観・・・全員心を一つにして盛り上がりました

なんと・・祭りが終わるや否や 

恐れていた雷鳴ビガビガ ゲリラ豪雨  よく持ってくれました

 

みちのく阿波踊り2013は9月21日福島県郡山駅前に会場を移し開催されます

 

 

 

 

 

 



本日山形市スズラン街通りにて夕方6時30分より

「みちのく阿波踊りin山形」が開催されます



台風の影響で天候悪化が危ぶまれておりましたが

予報では幸いにも手のひらを返したように晴れマークに変わっておりました

なんとかもちそうですね・・・

突然のゲリラ豪雨の際は市民会館大ホールに移動の予定だそうです




四方山会、夏のお祭り三昧の花笠踊り4連ちゃんに継ぐ阿波踊り

稽古に稽古を重ねた阿波踊り

県外からも様々な阿波踊り連を迎えスズラン街通りを激しく雅に踊り躍動します



是非ご覧にお出で下さい

私もかっぽ連の笛吹きで参加いたします



ひょっとこみたいに口を尖がらせて吹きまくりますよ

先日長女の勤める会社の依頼で蕎麦打ち体験企画のリハーサルを行いました

山形市の北ジャスコ付近の賑やかな建築関係のショールームです


さっそく新人の方が2人指名され蕎麦打ち体験です

遠巻きに見学の皆さんも蕎麦打ちを見るのも初めてだったようです



二八の蕎麦粉を用いて水回し

まとめて練って伸して、蕎麦切り


初の蕎麦打ちは如何でしたでしょうか?

男性の方、初めてとは思えない手付き・・・才能がチラッと見え隠れ


蕎麦打ち体験の蕎麦は蕎麦屋さんで食べるだけでは味わえない蕎麦だったよう

です

急きょ予定外でしたがカセットコンロでお湯を沸かし茹でて試食

本番は来月中旬

新蕎麦にはまだ少し早いのですが、一度蕎麦打ち体験如何でしょうか?


自分で料理した蕎麦は格別かと思います









こうして見ると意外と太い・・・桐の丸太でした

自慢の60cmバー・・ハスクバーナちぇーんそー君の歯の調子が芳しくなく

スカスカっとカット出来ません・・・・

普通と違い歯の角度が硬い木材用に研がれていたようです

森林組合の方に問い合わせて判明しましたが、切れ味悪く荒彫り中止です




さて川西町のとある御獅子さまが診察にいらっしゃいました

顎関節骨折です



なんとも痛々しい

転倒したようです

転倒時の傷は見当たらないので、獅子幕がカバーしてくれたのでしょう

しかし下顎の軸付近は良くある骨折ですが上部は珍しい

獅子の構造にも影響しているようです

なんと牙の位置が逆です・・・置賜では比類稀







いたって耳も目も個性的ですね〜

昭和27年南陽市法師柳の佐藤耕雲氏の作

いろんな関わりが見えてきます

この獅子は依然紹介した制作中の同町新山神社の獅子を手本にした獅子と伝えられております

その獅子は明治3年梅津弥兵衛作・・眼に白目がある珍しい獅子




また、佐藤耕雲氏は近くの同町西大塚の薬師堂の2代目獅子も手掛けておりま

す  おそらく薬師堂の後にこちらの獅子を制作したのでは????と


先日メンテナンスでお借りした竹田吉四郎作の獅子頭を参考にした形跡がある

のです・・・







というのも竹田吉四郎氏の時代考証を考えると、当然佐藤耕雲氏が後なのでツ

ジツマが合います



こちらモデルとなった獅子頭、メンテを完了し獅子をお返ししました









薄皮丸なすが深い青色に漬かりました

獅子宿の愛子さん秘伝のなす漬けを相方が受け継ぎました

前回は色合いもマダラになり、漬かり具合もところど生

なすの天候などのコンディションも仕上がりに左右するようです

今回は近くの上伊佐沢、レインボープランの農家勝見さんちのなすだったよう

ですね

秘伝の漬け汁のレシピ

微妙塩分濃度と重曹・・・サンコーの焼きみょうばんがベスト

水とみょうばんを秘伝の調合で合わせ鍋で煮込むのがコツだそうです



液が冷えたら瓶に詰めて仕込みます

いきなり冷蔵庫に入れるとダメ

室温で安置し色が付いたら冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください

蓋を開ける時注意

コーラのように泡が吹き出て大騒ぎになりますので台所のシンクで

開けるようにして下さい

今週土曜日・・31日今年もみちのく阿波踊りin山形開催です

あぁぁ  もうすぐ夏が終わる・・・・終わっているのかも

いやいや みちのく阿波踊り山形が終わるまでは夏にと決めました

 

先週から四方山会 山形市工業団地駐車場にて稽古開始です

夜も涼しくなってコンディション最高です

 

わたくし昨年デビュー以来やっと二年目

今年はホテルを予約済で気合注入・・・特製酒びょうたんはまだまだ塗料臭で使用不可です

 



そうそう
お昼前獅子頭の材料仕入れに米沢に飛んで行きました
チップ工場
様々な木材の集積所
膨大な量です





しかしお目当ては桐の木・・やっと細身の一本を見つけました



日曜日の朝・・工事はお休み

視察に屋根に上ってみました

背景の空も、浮かぶ雲もすっかり秋の気配です・・・蝉の鳴き声もどこか疲れ気味

 

四方山会は今東京高円寺の阿波踊りイベントに遠征中・・・昨日深夜バスで出発

まだホテルでしょうね  午後からの出演だそうです

 

さて西側の切妻の下地造作が完了したようです

カチッとしてきました

細部はどうでしょう?・・・・意外と荒いですな〜

 

 

 




間もなく9月ですね・・今年も残りあと4ヶ月

雪下ろしの心配は無くなりそうですが、屋根からの落雪処理の心配が増えそう

です  

一難去ってまた一難でしょうか


そうです  手掛けていた、ひょうたんの塗りはこんなふうになりました



仕上げにくびれたウエストに紐を取り付けます

塗料の臭いが消えるまでしばらく時間がかかりそう

美味しいお酒を戴くのはまだまだ先です

朝晩涼しくなりました・・・



今日は1日1日と日没が早くなるのを感じながら獅子頭の制作を進めました


今回の課題は桐の乾燥収縮と変形を考慮しての荒彫り

注意深く木地の声を聞かなくては・・・


後からの変形を予想した木地作りです

じっくりと乾燥促進を促さねば



見事に真っ二つ・・・鼻筋に沿ってこんなに綺麗に割れるのは稀ですね

破損し分離した三つのパーツを繋ぐ細い針金を外しました



いやいや無残・・・・



針金を外しても握り棒(軸棒の上の棒)がカスガイになって支えています

顎の軸穴部分も割れて針金で繋いでいました




顎を持ってみると上の頭と比べ、ジトッとした重みを感じます

下顎は栃かもしれません

舌が破損して飛んで接着した形跡があります

何故かな? 色が朱になっちゃってます・・・遊び心でしょうか


割れた断面から締め切った蔵の内部のような黴臭い匂いが鼻を突きます


顎の底の半月状の溝に注目しました





顎の底に二つ穴を開け丈夫な紐を取り付ける神社がよくあります

獅子頭を頭に乗せず頭上に掲げるタイプの獅子舞です

こんな半月型の溝があれば指を引っ掛けて非常に操作性が良くなるでしょうね

素晴らしい工夫です

飯豊の深渕だったか・・萩生だったかの獅子にもあった記憶が有ります





本日の屋根工事進捗です

煙り出しついに無くなりました・・スッキリ〜

忘れ去られたような獅子と目が合いました

制作の為お借りしていた獅子頭を返しに、とある方の玄関に訪れた時です

玄関には獅子頭が二頭置かれていて‥一つの獅子頭と目が合いました
正確には‥目が合ったような気がしたのですが‥訴えるような目だったからかも知れません

その獅子頭は以前こちらの獅子頭制作したとき以来で、大分放置された様子で汚れています
竹田吉四郎作と思われる獅子頭で、昭和初期約80年前の作
顔の真ん中から割れて針金で仮止めされています
鼻筋の裏側が極端に薄く彫られ、それが破損の原因かと思います
既に引退した境遇の獅子頭、毛も抜けなんとも悲惨きわまる表情に
クリーニングを申し出ました‥

もう一つの獅子は南陽市法師柳の佐藤耕雲作で三代目の獅子です

こちらも疲労困憊のまま時間が停止してしまったような表情で手入れが必要でしたが、今回は

一頭だけに致しました

 

クリーニングは主に表面の汚れを洗い流し、割れの部分は針金を除去し最低限の補強を考えています ほとんど無い毛は新品の毛ではなく植え替えで出た少し年季の入った毛を補充してあげようかと思います

手間のかかるおせっかいです

 

面白いのは獅子頭の表情です 飯豊の諏訪神社や萩生の獅子に見られるような様式と長井の総宮系の獅子との様式を合わせたような表現になっています  

割れの原因の薄彫り・・最初総宮系の獅子を彫り、途中で飯豊系に変更した可能性もあります

 

さて・・クリーニング後またご報告いたします                                                  

 



山形市のお寺にお墓参りです

毎年大きな蓮の花が咲くのでお墓参りの密かな楽しみの一つです

今年は例年より更に大きく見事に咲き、お墓が並ぶ風景に

神々しい彩りを放っています

道端のひまわりやマリーゴールドには作れない雰囲気ですね‥

花の中央には蓮、独特の漏斗状の雌しべ?があります

少しグロテスクな形だとおもいませんか?

花が落ち、丸い実が漏斗の穴に収まって成長するのですが‥

悪く言えば不気味

やはりただ者ではない花なのでしょう


数千年前の実が遺跡から発見され、栽培され現代に蘇るなんて生命力も秘めな

がら、根はレンコンとして食用にもなる訳ですからね‥

そうです

あの丸い水を弾く葉も工業技術に応用され撥水性の化学繊維に活かされている

と聞きました


赤湯の清文さんではお盆のお供えグッヅ用に販売されておりました

蓮の茎にも驚かされます

大きな葉や花を支える構造はどうなっているのでしょうか?


仏様お気に入りの蓮には、まだまだ隠れた活用法があるのかも知れませんね



盆明け屋根のてっぺん

いよいよ棟木と蔵掛け、煙り出しの解体が始まりました

 

高所での作業・・・安全第一ですが

 

職人が自ら作りたての茅屋根のトタン葺き下地に容赦なく茅の残材を散らかしていきます

 

後先の事は全く考慮ない作業に驚きます・・

 

 

 



そもそも私の遺伝子には赤道に近い民族のDNAが有るのだと思います

暑い夏‥もってこいのシーズン!

ただし祭りにはね


先日のお祭りバテからすっかり復活なんですが

しかし獅子の制作となれば別

夏は制作に不敵な獅子彫りです・・・・何故かというと

集中すると直ぐ寄ってくる・・・・蚊・・・蜂・・・・爆撃機のような

スズメバチ達の妨害


一度背中を撃たれ一応救急で点滴してもらってからスズメバチは天敵

次回刺されればショック死の可能性も有りです

すばやく殺虫剤で対抗します

そして・・・とどめ…むごい諸行

生きるか死ぬかの瀬戸際を感じる時でもあります


お次は蚊・・・マダラのおっきい奴は動きが鈍く、飛翔音で対抗出来ますが

音無しで忍び寄る小さい奴らは曲者です



こんな訪問者達との対応であっという間に夏は過ぎ行くのです

ああ名残惜しい

寝苦しい熱帯夜

真夏の世の夢・・・メンデルスゾーン



さて本日から桐の丸太をチェーンソーで木取りし荒彫りに入りました

ときに

本日からみちのく阿波踊りin山形に向け、阿波踊りの稽古が山形市で始まりま

した

今週末は東京高円寺の阿波踊りに参加の予定

昨日は北茨城のイベントで花笠踊りを披露したそうです

恐るべし四方山会・・・花笠四連ちゃん等なんのその





こちらが綺麗なモデルさんですよ







数年前に戴いたひょうたん

意を決し、いよいよ加工です

お祭りで戴くお酒入れにしよう・・・・意を決した割に安直な目的


ジャッキー・チェンの酔拳のごとく

祭りの最中にグビグビやりたいものです

来る、8月31日の山形みちのく阿波踊りにて試したいものですわ


しかし・・作り方は?

ネットで調べてみるとまず内部を取り除き、空洞にして乾燥

そのままひょうたんに液体を入れると滲み出てしまうので

柿渋液を浸みこませて防水加工

その後、日本酒を数回入れては乾燥させると表面に自然の艶が表れるらしい


かなり時間がかかりそうです


そちらは同時進行するとして、間に合いそうな別な方法を試作

真ん中からノコギリでカットしカシュー塗料で防水し貼りあわせて表面から麻

布を貼りました


塗料の臭いが消えるまで時間がかかるようですが、内部の処理は確かです



さてと・・・・どんな仕上がりになるでしょうか

酔拳のごとく笛吹きたいものです