獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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ゴールデンウィークと桜満開が重なり獅子宿も大変な賑わいです

朝からずっと蕎麦打ちの連続で
腰にきました‥

一休みで駐車場を眺めるとウチのエドヒガンザクラも満開です

昨日は気温が上がり夏日だったとか

桜の花が短命とならないか心配

コシアブラの新芽も伸びてきました

凄い速さで季節が進んでいますね
軽トラのタイヤ交換をしてると
自然の神秘に遭遇しました

地面から這い出し、羽化途中のメスのガガンボに‥なんと
オスが交尾しようとしています

一気に訪れた春に慌てたのか‥
凄いシーンを目撃しました

考えてみると4月始めは雪が降っていたのに‥あれから三週過ぎたばかり

今日は気温が上がり、只今17℃
桜もボチボチ開花しました
間もなく春爛漫です


こちらは福島三春田村大元神社拝殿に展示されていた昭和30年台の祭りの記念写真です

やはり桜開花も遅れ気味の三春
こちらの見事な垂れ桜は余りにも有名

獅子宿付近の久保の桜との桜の縁
‥さらに坂之上田村麿由来も共通しています

さて
昨年震災前に三匹獅子を納めさせて戴きました
今年度は「長獅子」と呼ばれる
むかで獅子の頭を制作依頼を戴き、
打ち合わせと採寸に訪れました‥

打ち合わせが済み、拝殿の木札や記念写真を眺めると古い写真が目に留まりました

獅子頭の新調記念の写真でしょうか?

残念ながら詳しい事は役員さんの交代で不明‥
神社の役員は大抵数年で交代するのが常なんですね

すると
役員さんのお一人が古い獅子頭がもう一頭あるはず?ということになり神社の大捜索が始まってしまいました

結局古い獅子頭は見つからず謎のまま
お蔵入り‥
改めて戴いた資料を紐解き調べてみたいと思います

間もなく三春も名所の滝桜で賑わう頃でしょう‥






...もっと詳しく
囲炉裏を彩る行灯は
相方の二作目です

何やら右側に気になる物体は
娘作の石膏の猫の模様

ボロボロの行灯を修復し、
テーマは四季自然
消しゴムハンコで制作しました

獅子宿座敷の囲炉裏端に
飾っておりますのでご覧くださいませ〜♪

三作目もご期待下さい



青空に映える茅葺きとレトロなバスのコントラスト良いですね〜

先日大獅子の雪囲いを解体しました

ちょうど中央タクシー様のご来店ありイギリス製のレトロなバス、「メトロン」の姿をひさびさに拝見

現代のスマートな車には無い手作り感、アンティック感がたまりません

見飽きない美しさです‥
一度着物でも着て乗車させて戴きたいものです

幟旗の制作

そろそろ決めないと‥益々暗中模索です


今晩は特に揺れます

また大きな地震があるのか不安ですね‥
朝から制作中の
のぼりの原画を描いてると電話あ

なになに?

えっ?

蕎麦が無い!
しかも、二人前しか‥

筆を放り投げて獅子宿にワープ





昨日の快晴から打って変わって雨です

でも気温が高いので・・みるみる雪が溶けています

車窓からもフキノトウがアチコチ発見出来ます



植物は嘘をつきません
やっと春が来ましたね・・
のぼりのデザインを制作しています

下絵の墨で描いた線を、染めの技法の筒描き風になるように

試しに白いポスターカラーで描いてみました


一定の太さで描かれるので、より平面的になります

ステンドグラス的な平面構成です


白いポスターカラーの線が境界線になり、

薄く溶いた顔料の滲みを閉じこめます


本格的なのぼりの染めでは、ケーキのクリームを絞り出すような

道具の「筒」に入れた糊を絞って線を描きます


墨で描くと迫力が増し勇ましい幟になりますが

筒描き技法で描けば優雅なあたたかい美しい幟になります

両方の良い所を使いこなして表現できればと考えています

思考錯誤の制作です


獅子宿玄関の行灯を張り替えました

切り絵と消しゴムハンコを駆使した相方の作品です

虎の巻を参考にしたようですが、なかなかの労作‥

二作目も間もなく御披露目致します
お楽しみに
案の定‥
昨日の大荒れでビニールハウスが
強風で破損しボロボロに‥

落胆です

前日天気予報を知り、慌てて屋根の穴ぼこを補修テープで修理しました

今年の豪雪で鉄骨と擦れて小さな破けが発生しました

更にビニールは耐用年数に近いのか
脆く内側から押すと一瞬にしてカマイタチの様に1メートル程裂けるほど‥

家を揺らす程の風ですからね


桜の季節まで張り替えが必要になりました

近くの家でも被害が出ています

目の前で屋根の軒が強風でバリバリめくれたり、小屋がひっくり返ったりと‥

自然の脅威にはなすすべ無しですね




古い刺繍の化粧回しが届きました


子供用と少し大きめの大人用でしょうか?


それと家紋が入った唐草模様の幅30センチ長さ1メートルの旗の様なもの

用途不明です



これを棒に下げて行列するのではないでしょうか?

唐草は繁栄のシンボルです


子供用の化粧まわしには

浅彫りの様な立体感の龍があり見事

細工の手間が尋常でありません・・

線は太い金糸を細い糸で一本一本縫いつけています

ガラスの目玉で迫力ありますね・・




こちらは五行思想に出てくる四神の一つ玄武が大きく描かれています

玄武とは頭は蛇で身体は亀の水の神様

その他 青龍 朱雀 白虎が天の東西南北を司る神だそうです

飯豊の松原のお祭りの行列の道具で、この四神を形にした物を取材した

事があります


また生地の使用感を見ると、どこかのお祭りなどで使われたものでしょう

しかし帯の真ん中に不可解な紐があり謎


想像では百年前後以前・・大正明治頃の作でしょうか?

化粧回しを制作する工房が京都にあるので調べて見ると類似した作風です


もう少し調べてみたいと思います



本日 ついに
北側屋根の雪が撫で転けました

ただし綺麗に半分


今朝の強い雨の影響でしょうか?

最近葺き替えた部分はまだ滑り落ちやすく、残っている半分は屋根がかなり痛んで転

けにくいのでしょう

昨年の様に茅の抜け落ちは無いようです‥

金曜日は気温がかなり上がる予報なので被害無く

撫で転けると良いですね


屋根の雪が撫で転けると

本格的な春の訪れを感じます

オークションで見つけました

ちょっと出目気味な上杉謙信だと思いませんか?

でも・・近くで見ると染めの手仕事の跡が良いですね

裏側も同じ

髪の毛や髭・・目の表情は筆跡が手慣れて快い仕事

ぼかしの技法が憎い!!

獅子頭作り講座の優秀な受講者・・雪で仕事にならず

獅子頭を囲炉裏で特別実習です

当然ランチは当店でお食事

相棒と二人で板そばをお召し上がり戴きました


こリこりこりこり・・と半日

彫刻刀で制作

ワタクシも囲炉裏でお付き合いです


もうすぐ四月なのに本日も雪・・

一時吹雪・・晴れては雪の繰り返し

こんな春も珍しいですね





お彼岸に会津若松の彼岸獅子レポートです

川西町から田沢地区121号線に抜け喜多方方面に向かいます

山形県側大峠はいつもの吹雪・・珍しくもナントもありません

二時間弱のドライブですっかり春めいた会津若松でしたが、

まだ所々に雪が残っています

ちょっと時間をワープした錯覚を覚えてしまいますね



川西東沢辺りの道路両側は凄い雪の壁・・大峠付近は更に多くて驚きました

目的の会津若松市内に到着したのは良いのですが、不慣れでウロウロ

今日は二つの獅子団が市内数か所で演じられる予定で、もう始まっている頃

まず鶴ケ城では天寧(てんねい)獅子の演目予定になっていますが

とうに予定時間は過ぎています


しかし犬も歩けば獅子に当たりました・・天寧の獅子団を発見

演技中です

車を停め急いで飛び出しますが直ぐに終了

一団は次の演技の場所に移動してしまいました・・・

追跡を試みましたが見失い、スゴスゴ鶴ヶ城に向かい作戦会議です

作戦会議といっても単独行動なのでナビと相談しかありません


スマホで獅子舞の内容チラシを探し出して向かうと始まっていました

七日町の阿弥陀寺で再び天寧の獅子です


大きな鐘楼と変わった形のお寺

通りにはレトロな興味深い店が多く並んび目移りして危ない危ない

こちらでは三頭の獅子を獅子舞と呼びます

置賜の獅子は獅子踊りと呼ばれるので異和感があります

弓持ちが居て、クライマックスには獅子がその弓と弦の間にスルッと

通り抜けて拍手喝采・・本当に一瞬の技見事です

わが故郷では火の輪を使います
紐状の赤い和紙を取り付けた三つの竹の輪で作ったものです・・
偶然ですが昨日小学校から火の輪の修理を依頼されました

演目のクライマックスに獅子はその火の輪に飛び込むのですが、似ているような演出です・・共通したルーツなのでしょうか?


次は先日獅子宿にいらっしゃった小松獅子団

市内の商店街での公演を探し出しました



切り絵の素敵なポスターも発見しました

天寧獅子にはヒョットコ役がいて・・置賜の獅子とも共通していますね



小松獅子にはヒョットコの代わりに子供がいて幣舞(へいまい)小僧という役だそうです・・小僧というのが憎い





詳しくはネットでご検索下さいね・・説明怠慢


お土産は生唾ものの大好物の馬刺しとブットイ会津ラーメン

帰り足で見つけたお店の馬刺は100グラム800円

馴染みのE肉屋さんより120円もお高いので驚きました

あのホルモンの様相たる馬のボイルした内臓も並んでいて

食べ方はなんとタレをつけて戴くのだそうです・・えっ〜?

聞いた事のない部位も多数あり、次回は挑戦してみようかと思います


久しぶりに見知らぬ町の獅子舞取材の一人旅

会津若松の味わいある町並みや伝統的な食文化に出会えて満足満足

でも・・この町まだまだ沢山の魅力が秘められているようです

是非またお邪魔したいですね・・・