獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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昨年の秋に写真をもとに模刻制作し、途中乾燥させていた二頭を出してきました‥

白鷹広野地区と浅立地区の神社に伝わる古い獅子頭がモデル

彫り進めていくと獅子の表情に気がつきました

噛み締めて盛り上がった頬と唇の表情です







コレクションにある獅子や三春の獅子にも見られます

獅子頭の表情には獅子頭の系統や様式が秘められているのかも知れませんね




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真っ黒い入道雲がこちらに向かっています‥宮崎駿作ラピュタに出てくる雲の様です
目を凝らして見ると、複雑な明暗が絡み合い巨大な雲塊の立体感を表しています

ところが忙しいのか素通り
東の空に移動してしまいました
雷は出尽くしたのかな?

冷めやらぬ熱気にフト秋の気配
暑い夏が去った様にも感じます

さてこれから山形市に阿波踊りの稽古に出かけます
9月1日山形市駅前すずらん通りで「みちのく阿波踊り」
が開催されます

三春の獅子頭木地がほぼ完成したので

少し小さなレプリカ制作を始めました

今回は柳材を使用

桐に慣れていた感覚が柳の粘っこさに違和感を感じます


完成したらこの獅子頭を獅子宿ギャラリーに展示致しますので

ご覧下さい


鼻先が長く龍をモデルにしたようなデザインですね







先日の飯豊での獅子舞披露で長井小学校の獅子頭が壊れてしまいました


早いもので平成15年に制作し寄付して8年経ちました


病名は下顎の披露裂傷ってとこでしょうか?


直ぐに治療が始まりました


治療しやすいように割れています・・・不幸中の幸いですな
長井市のはなぞの保育園に呼ばれました

土曜日の運動会で園児の獅子舞いの稽古です

獅子舞の道具類をお貸しし獅子の動きの稽古ですが、

上手な子がさっそく腕前を披露してくれました


本日、可愛い獅子舞が新しいグランドを勇ましく練り歩くでしょう
獅子舞終了後小学校へ戻って幕洗いを行いました

もちろん飯豊町アースでの獅子舞は大変良い仕上がりでした



小学校の長い流しは幕洗いに最適‥

皆でワイワイはしゃぎながら冷たい水で手揉み洗いです

中庭に幕を運び警護棒を真ん中に通して二つ折りし

棒をぐるぐる回して脱水



今度はみんなで幕を張ってしわ伸ばしです



仕上げは干して完了

最後に獅子の口幕を裂いてお守りに配りました

夏休み獅子舞いの記念品です





本日、飯豊町で山形県市町村教育委員大会が開催され

歓迎行事として長井小学校獅子舞クラブの獅子舞をご披露致します


昨日は会場の「あーす」にリハーサルの稽古にお邪魔いたしました

会場いっぱいに響き渡る獅子の歯打ちと警護のかけ声

暑さに負けず長井小学校の子獅子は元気いっぱいです


獅子舞い終了後、学校に戻り幕洗いを行います

残念ながら大人の獅子の様に直会は予定無しですが・・



昨夜山形市で第50回目を迎えた花笠踊り祭りが開催されました
今回は四方山会の山車押しで参加させて戴きました












8月1日の福島県いわきでの獅子舞いご披露の為の

幕付けを31日公民館で行いました



会員の皆さんも機会が無くてなかなか出来ない獅子頭の幕付けです


いわき獅子舞いの後すぐ3日は寿泉荘、9日長井小の飯豊で獅子舞い披露

、お盆には地区祭りで獅子舞いを行います



さて1日・・・

当日は猛暑・・バスの中は快適ですが

熱中症の不安がよぎります



案の定、中学生が獅子舞い開始寸前で青ざめました



獅子舞い開始早々ですが少し動いただけでも体力が消耗します

観客の歓声が励みです



やはり境内の皆さんは長井の獅子舞いは初めて

激しい動きの勇壮な獅子舞い・・ご好評を戴きました

獅子舞い後の餅と玉こんにゃく振る舞いもあっという間に無くなりました

何回もお代わりする方もいて嬉しく感じましたね



今年納品した獅子頭も拝見できてほっとしたところです



今回いわきから長井市に避難された方も獅子舞いに入ってもらいご協力戴きま

した

そもそもいわきの方が、いわきに戻って長井の獅子に入っるって複雑な気分で

すが、貴重な経験だったと喜んで戴きました









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白鷹の塩井をウロウロしていると

とある鄙びた神社の鳥居額に注目致しました


八幡の書体が面白いデザインです


八を鳩にデザインしているようです

それとも翼や尾羽が無いのでツチノコ?ではないですよね


八幡の幡も変わったおおらかな書体です

おおらかな発注主と書家の作品ですね


白鷹の塩井といえば塩井行屋の仏像群が有名

昨年秋に展示会があり、数々のすばらしい仏像に驚きました

先日御開帳が行われましたが、残念ながら拝見を逃しました


地区を車で流すと、立派な古民家が建ち並んでいます

紅花も時期を過ぎましたが紅花畑が見事・・

ゆっくりと散歩で眺めたい景観の地区ですね



権九郎獅子の制作進捗状況です

鼻の頭を切って中をくり抜いて軽量化しています



これはモデルの古い獅子に習いました

獅子頭の厚さが1センチ無く、平均に中をえぐり出し

麻布を貼って補強しています

全体で一キロという、軽さを極めた獅子頭でした



いま制作中の獅子頭は三キロ

乾燥と軽量化のえぐり出しで半分の1.5キロが目標です


驚いた事に、耳の軸棒を120度に曲げて作っていました

こんな技は初めて!


普通は真っ直ぐな丸棒や角材を取り付けるか削り出すか

紐で取り付ける方法が有ります

この角度で耳を伏せた角度を維持しています


ホント摸刻は勉強になりますね
白鷹中山の神社境内の杉の根元にに放置されていた

木造の棟飾り(仮称)を譲り受けました

もちろん了解を戴きましたよ

ご覧のように時間が経って下の部分が朽ちて苔むしています

風格がありますね

この棟飾りの部分は大抵、鬼面を取り付ける部分ですが

何もありません


何かが取り付けてあったハズですが・・謎です

拝殿も拝見させて戴きました

朽ち果てた絵馬や祭りの道具類が眠っています

私的には宝の山に見えます・・・


願いを込めた貴重な手仕事の数々が

また語りかけてきます







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こちら飯豊黒澤八幡神社の獅子頭

軸の診察でいらっしゃいました

治療は直ぐ終わりましたが、丁度置いてあった

小国町の白子神社の獅子頭の横に並べてみると鼻が

そっくり!

写真では良く分かりませんがそっくりなのです

手前の獅子頭は恐らく竹田吉四郎氏作

で・・奥の獅子は飯豊小屋の渡部 亨氏作

年代的には昭和初期の竹田氏を渡部氏がモデルとした可能性が

あるかもしれません・・・あくまでも推測

目の表現は違いますが、耳や額のビャクゴウ(仮称)も大きく

全体的の雰囲気も似ています


獅子頭は物言いはしませんが確かに私に語りかけてきます

錯覚かな???


梅雨明けしたような強い日差しの今日でしたね


さて

こちらは懐かしい手回し昭和のかき氷機です

獅子宿のコレクションから引っ張り出してきて

リニューアル致しました

肝心の氷を削るカンナ状の歯も研いで調節してみました

試運転を行いたいところですが氷が有りません


この氷は製氷機で凍らせた手作り氷ではダメで、昔ながらの氷屋さん

のブロック氷でないといけません

以前試しに挑戦しましたが砕けてしまってボツになりました



昭和の香りのカキ氷機・・

長井駅前にあった実家の向かいにカキ氷屋さんがありましたっけ・・


昭和40年頃の茹るような夏の午後

シャキッ・・シャキッと削る音

降り落ちるガラスの器に、山のように盛り上げた氷にイチゴシロップと練乳

スコップみたいなスプーンで頬張るとキーンと頭に突き刺さる冷たさ


この手回しカキ氷機の再稼働は何時になるでしょうか

きっとノスタルジックな味が甦ってくるのでしょう

期待しています



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この鋭い目つきの獅子頭


眼(まなこ)はギヤマン(ガラス)で
あった

ねむたくなったので

この続きは明日明日〜