獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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ただ今
初歩的ミスをしてしまいました。
せっかく書いた記事をログアウトで消滅させてしまいました。
あぁぁぁ~このログアウトの刑・・
なんとかなりませんか高橋さん?・・涙




さてと・・・どうしようかな?
・・・めんどっちいなぁぁ。
気を取り直して・・。



平成10年5月17日・・
毎年この頃になると懐かしいドイツでの
獅子舞道中の思い出が甦ります。



午前3:00に長井市役所に集合しました。
市の取り計らいでバスで成田まで送迎。

成田からパリを経由しミュンヘンの空港に到着。

はしょります。

お尻が痛くなりつつも、いよいよ目的のドイツの地に降り立ちました。



しかし空港で最初のハプニングが待ち構えていました。

私の荷物が消えたのです。

中には分解してバックに詰め込んだ太鼓台の半分がありました。

半分とは?・・バッグに入りきれず分けて半分にして、もう半分は
無事でした。

太鼓台は工務店の会員の方から格安で製作して戴いた物で
大事なメンバーの様なもの。
不安ながらツォーベル氏に探してもらう手続きをして空港から
迎えの車は制限速度無しのアウトバーンに・・・
噂通り140㌔で突っ走りました。

さてツォーベル氏とは?・・

そもそもドイツで獅子舞をするきっかけとなったキーパーソン。
早稲田大学経済学部の教授なのです。
彼は演劇学の専門で置賜の獅子舞に興味を持ち
あちこちのお祭りにウロチョロするようになり
知り合った縁でした。

やがて吸い寄せられるように我々との出会い・・。

ニューヨークとミュンヘンで開催される文化庁主催
「世界の中の日本の演劇展」の為の獅子頭の展示の依頼でした。

獅子頭は平成9年にニーヨークで展示され、そのままミュンヘンへ。
この獅子頭は私が彫り、漆芸家の江口忠博氏が塗りの共同作品でした。

ツォーベル氏は山形市在住で奥様は日本人。
日本に来てから二十年もなりその割に日本語はいま一つでしたが
オヤジギャグはかなりの腕前でしたね。


そんなちょっと変わった異人さんに導かれ、
獅子舞一行は期待と不安で胸を膨らませ
ドイツのべースキャンプとも言える
ミュンヘン郊外モーザッハ村に向かうのでした。





2010.01.21:shishi3:count(4,538):[メモ/ドイツ獅子舞道中記]
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霧にむせぶモーザッハ村
恐怖の爆走アウトバーンから一変し
車はノドカそうな村に入りました。
幾つも丘を越え、長井でも珍しいほどの鄙びた村でした。



しかも霧が出て真っ暗・・ポツリポツリと道端の街灯が
石畳の道を照らしていました。(写真は昼間ですが・・)


ほんと北海道を思わせるような景観でしたね。

静かに・・あのベートーベンの田園が聴こえてくる様な風景の村に
メタティアターという個人が経営する演劇場がありました。

空港で皆に花束をくれた
おでこにコブが特徴の運転手のオジサン
実はこの館の主・・・アクセル氏。

名前が名前でアクセル全開での爆走だったんですね。あはははは♪

しかしこのモダンなメタティアターの設計者でもあり
自ら演ずる舞踏家でもあり、世界中からいろんなアーティストを呼んで
こちらで上演するという多彩な興業家でもあるのです。


東洋からの珍客の到着は夜の8時頃になっていました。
館には、すでにそれぞれのホームスティ宅の方々が御待ちでにこやかに
迎えてくれました。

しかし知らない国で知らないお宅にホームスティ・・。
シャイな東北人にとってはかなりの不安材料。

どう振舞っていいか・・。

交渉は通訳券ガイド兼マネージャーのツォーベル氏にお任せし
一行は2・3人ごと散り散りになりました。



2010.01.21::修正削除
驚愕のホームスティ先
しかし・・びっくり。

こちらのお宅築300年の農家をリフォームして住んでいるとの事。

3階建て・・一階は堅牢な石造り。二階三階はログハウス。

塵一つ無く掃除が行き届いて、まるで高級ホテル。

こちらの御主人ホルスト氏はミュンヘンのコピーの機械を扱う会社にお勤め。
奥さんは主婦・・部屋をアトリエにして絵を描いていらっしゃいました。
元気な三人の息子さんたちが迎えてくれました。

隣は酪農を営むお兄さんのお宅。

こちらはもっとデカく体育館みたいな巨大な農家。
住まいと牛小屋が連結しておりました。
気候のせいか湿度が無いせいか、日本のように牛の糞の
香水は一切感じられずハエもいない清潔な環境でした。

なるほど周りが全て牧草地であることに納得しながら
見学させていただきました。



2010.01.21::修正削除
農道にイエス様
朝・・目が覚め一瞬自分がどこにいるか戸惑いました。

窓から見るとドイツの朝は五月でも冷え込んでいるようですが
部屋はぽかぽか。

経度的には北海道あたりに位置するようなので、断熱暖房はかなり徹底して
考慮されている家のようでした。

今やっと日本でお流行の高断熱高機密の家はドイツでは300年まえから完備されていたのかな?


さて同室の同級生のT君とモーザッハ村の朝に散歩に出かけました。

牧草が刈られたばかりらしくいい香りが漂っています。

しばらく歩くと道端に木造の小さな日本で言えばお堂の様な屋根の付いた
箱があり、キリストの木像が飾られていました。

流石、キリスト教本場ですな~と二人して感心・・。


「さてさて、我々も獅子舞の準備すんなねね~」と
観光気分が吹き飛んだ一瞬でした。


他のグループはなんとしったべナ?

2010.01.21::修正削除
田園風景です。
森と牧草地の風景が広がります。
家の手入れと同じように
手入れが行き届いてドイツ国民の潔癖さを感じます。
2010.01.21::修正削除
ストーブ
右手の緑の箱はタイルが貼られた
ストーブだったかな?
珍しいですね。

重厚な扉

食器棚もお店の様に綺麗に飾られ
奥の部屋にはオープンが見えます。
豊かな文化と経済の現れですね。

それに比べてなんて私の家は
貧しいんだ・・・。溜息
2010.01.21::修正削除
日本にメールしています。
役所に勤める同級生はただ今日本にメールしておりましたが
電波届かず苦戦、四苦八苦、難儀しておりました。

こちらのご主人が出勤します。
偶然、窓から覗いていると、怪しい東洋人が心配だったのでしょう
目ざとく見つけて手を振ってくれました。
逆の立場であれば我々は果たして快く受け入れるかな?

文化の違いでしょうね。
島国とは違い大陸は繋がっているから
異国との交流の歴史は我々が考える以上深く、寛容なのだと
思います。

四国のお遍路さんが住民に受け入れられるように。

ご主人は多分我々と同じぐらいの年齢と思われますが
実に恰幅良く貫録あります。

言葉は片言の英語と身振り手振りで通じました。


昨夜は酒飲みの東洋人二人に美味しいワインと奥さんの
ドイツの家庭料理で歓迎して戴きました。

朝食はパンとコーヒーとミルク、いろんなチーズ、多彩なハム、ゆで卵。
それぞれが新鮮で味が濃く素朴で美味しく格別でしたね。


しかしね一週間同じシンプルメニューもドイツらしい定番だったでしょうね・・。
2010.01.21::修正削除
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