獅子宿燻亭3
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置賜獅子頭秘伝帖 5
今回は白川を越え、長井市豊田地区の南西部
飯豊町との境に位置する歌丸地区の
古い獅子頭をご紹介いたします。
満身創痍のこの獅子頭
前歯が割れて補修しているのが目に引きます。
またその修理が豪快!
針金で固定して、その板も横に筋が・・
引退してからの応急処置なのでしょう。
この地区のとある旧家に「長井の人々 特集おしっさま」の取材
でお邪魔した時にわざわざ二頭を蔵から運んで見せていただきました。
その重量感あるドンとしたその姿は存在感あふれ見事な獅子頭。
獅子箱の上に幕を敷いて二頭、文化財級の貫録。
褐色に変色した髪や髭も枯れて古びさが漂ってきます。
残念なことに制作年号や作者の情報は現在ありません。
その後、現在使われている獅子頭を保管していらっしゃるお宅に・・。
こちらは飯豊町小屋の渡部 亨(とおる)氏の作
古い二頭の獅子の姿を受け継いでまとめてあります。
獅子箱も獅子に負けず立派。
その文字の達筆さに驚きました。
近くのお寺様の作でしょうか ?
2009.12.29:
shishi3
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