獅子宿燻亭3
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恐怖の爆走アウトバーンから一変し 車はノドカそうな村に入りました。 幾つも丘を越え、長井でも珍しいほどの鄙びた村でした。 しかも霧が出て真っ暗・・ポツリポツリと道端の街灯が 石畳の道を照らしていました。(写真は昼間ですが・・) ほんと北海道を思わせるような景観でしたね。 静かに・・あのベートーベンの田園が聴こえてくる様な風景の村に メタティアターという個人が経営する演劇場がありました。 空港で皆に花束をくれた おでこにコブが特徴の運転手のオジサン 実はこの館の主・・・アクセル氏。 名前が名前でアクセル全開での爆走だったんですね。あはははは♪ しかしこのモダンなメタティアターの設計者でもあり 自ら演ずる舞踏家でもあり、世界中からいろんなアーティストを呼んで こちらで上演するという多彩な興業家でもあるのです。 東洋からの珍客の到着は夜の8時頃になっていました。 館には、すでにそれぞれのホームスティ宅の方々が御待ちでにこやかに 迎えてくれました。 しかし知らない国で知らないお宅にホームスティ・・。 シャイな東北人にとってはかなりの不安材料。 どう振舞っていいか・・。 交渉は通訳券ガイド兼マネージャーのツォーベル氏にお任せし 一行は2・3人ごと散り散りになりました。
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