獅子宿燻亭3
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獅子頭制作では大変お世話になりました 先日お世話になった金田さんと久々にお会いして 思い出深い制作の話で盛り上がりました〜 長谷部吉之助の話や木地を西高玉の地区から切り出した事や 今でも材料となった柳の大木が、メキメキときしみながら倒れる様子は鮮明に目に焼きついています
さて・・・獅子頭の耳についてですが その話も金田さんと話題になりました
大きな方の獅子かなと思います 形はほとんど同じかと思いますが であれば角度が違うのです 120年もの間に元祖の獅子の耳穴は摩擦で大きくなり幾分下がって いるので、元に戻した訳です
実はあのうさぎの様な特異な形の耳が気になっていておりました あちこち調べてみると東京の築地や三鷹にその獅子頭の耳に非常に似たものがあり驚きました
西高玉のもう一つの三兄弟の獅子ありますよね あれも越後の方に似た形の獅子があり、またビックリ
長谷部氏が放浪しながら学んだ証のようです 金箔の仕上げもピカピカではなく時代を経たような仕上げにしましたが 少し残念だった気持ちが残っています 制作された明治22年?25年でしたか? その当時の新調した華々しさ溢れる獅子頭を正直再現したかったです 地区のみなさんの獅子頭を愛し敬う気持ちからだと思い素直に従いました 懐かしい・・ 実は夢ですが・・また西高玉の獅子を模刻制作し、獅子宿に展示したいのです 長くなりすみません 機会があればまた地区の方々と、一献傾けて獅子制作の思い出話なんて 如何ですか? コメント戴き誠にありがとうございます
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