獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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想像以上に張りたての金箔は繊細でした。

風呂敷きで包み大事に運搬しましたが…擦れました。

風呂敷きが逆効果でした。

手直しが必要です。

しかし見事な金箔の鏡面仕上げです。

下地が良くないとこうはなりません。

木地制作
塗師
金箔張り

それぞれの伝統的な分業化の技術の集約でしょうか。

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4ヶ月の稽古で大成功を収めた伊佐沢小学校の獅子舞の学習発表会。

指導の感謝の会を開いて戴きました。


学校に到着すると玄関先に警護と今回一番熱い男が待っていてくれました。

二階の教室に案内され教室に入ると五年生のみんながお迎えです。

教室の黒板には子供達の感謝の会の次第が…


オジサンはすでに初老・・・

こういう子供達のメッセージには弱い

ウルウルです。




先日お祭りに立ち寄った白鷹の高徳寺の横越文殊尊の

屋根の彫刻が気になりました。


以前川西のおしゃぎり(山車)行列の盾の彫刻の表情に似ています。

調べてみると

関西のだんじりの屋根にしがみつき屋根を鋭い歯で

噛み付いている獅子の彫刻「獅子噛み(しがみ)」が出てきました。

これです。


更に、こちらが川西のおしゃぎり行列の盾の彫刻です。



川西の小松のおしゃぎりに獅子噛みの彫刻があるかどうかも

興味ありますね・・調べてみることにいたします。

川西におしゃぎりを調べているマニアの方がいらっしゃるんですよ・・♪







寒い1日でした。
蔵王や鳥海山に雪の知らせがあり冬の到来です。

屋根の足場に上がると

茅を切りそろえる工程に入っておりました…

冷たい風が切り屑を舞上げて目が開けられない程です。

大工さんがてっぺんの蔵掛けの検分にきました。

茅葺き職人さんが茅に棒を差し入れ藁縄を巻き付けてくれ足場の確保。

怪しい梯子を固定すると大工さんは躊躇なく梯子を登り梯子の短い所は

縄を手繰り寄せヒョイヒョイと登ってしまいました。

流石ですね〜職人のプライドですね!


以外にも蔵掛けはまだ使えるようですが

杉皮や貫の部分は老朽化して修復が必要と報告あり

来春に工事しようとまとまりました。

本日伊佐沢小の学習発表会です。

6月より今日の発表の為に毎週稽古してきました。

・・思えば長くもあり

あっという間でもあり・・みんな、よく頑張ってきました。


9月には獅子宿のかっきり祭りの獅子舞に参加して腕を磨いてきました…

笛の女子の口上もスラスラ堂々と見事な出来!

笛の音も清らかで楽しげ・・

獅子も稽古以上の仕上がりで気迫が満ちていました。

警護の声も凛々しく、神々しい獅子舞でした。

こちらの方言で神々しい意を「とどさい」と言います。


百々彩とでも書くのでしょうか?・・違うな

歳のせいかこういうシーンに

めっきり弱くなった小春日和の土曜日でした。


お恥ずかしい。




終わってしまうと寂しいのが常

さて・・今度はどんな楽しい企画が待っているのでしょうか?


明日から始まる獅子宿の茅葺き工事の為茅切りをしていると…

バイクでブゥ〜ンと茅葺き職人がやって来て様子見…

茅の押し切りの位置を見て
「押し切り逆だぁ〜」と


伊佐沢小の獅子舞披露が近づきました。

今週土曜

六月からの稽古で初めての獅子舞と笛と太鼓・・
地域の伝統文化を体験しました。

それにしても
上達致しました・・・感動です。

担任の先生もいろんな演出で工夫。

素晴らしい仕上がりです。




大きな箱に
窮屈そ〜に収まっている
オシシが診察にやって来ました。

こちらは日曜にお祭りのあった獅伝の頭の地区の
とある文殊様の獅子頭です。

幕や獅子頭のひびの修理の診察です。
医療費も保険が利かないので
獅子連としても心配

診察して見ると・・
人であったらば

頭蓋骨に重度のヒビ
下顎断裂骨折
耳の擦り傷
あちこちに打撲・・
とどめに頭髪が擦れて植毛時期
更に獅子幕の前幕の消耗が見られます。


長年のお勤めで満身創痍といったところです。

さて・・診断書を作成し提出しなくてはなりません。

松茸に続き
でっかい赤い唐辛子を戴きました。

こちらも秋の味覚
テレビで見た秘伝の辛し抜きの試作をやります。
唐辛子はアルコールで漬けて辛さを抜くと独特な旨味が出て、辛さが抜けそのまま食べられるという事です。

皆さんもお試しあれ〜♪


松茸豊作と聞き、高畠の竹工芸の工房へ行ったついでに

松茸の販売店を覗いてみました。

しかし手が出ず獅子宿戻ると…

松茸が傘を開いて待っていました。

豊作の恩恵・・松茸の頂き物です♪
棚からぼた餅
待てば海路の日より有り…ですね〜
慌てる乞食は貰いが少ない…というのもありましたね。

さっそく何年かぶりに松茸ご飯で戴きます。

その後
庭で栗のイガを焼却していると…
娘がアルミホイルをくるんだサツマイモを持って来ました。

焼け栗も爆発
破片をオソルオソルかじってみると香ばしく甘い香りです。

ホクホクのサツマイモにマーガリンを付け戴きました。

熊には悪いが、更けゆく秋の味覚三昧でした。



秋晴れの日曜日

お昼から白鷹町萩野公民館で滝野、中山、萩野の三獅子舞が共演…

素晴らしい獅子舞の企画に興奮いたしました。


先日萩野の獅子頭を修理し、この日に備えました。

来る途中実は
荒砥の金ちゃんラーメンで腹ごしらえをして来ましたが…

現地公民館に到着するとお昼の獅子舞開始の意味が分かりました。

地元の手打ち蕎麦を販売していたのですね〜。

あらぁ〜読みが甘かったです…

いや〜蕎麦食べたかった。


公民館のポスターが目に入りました。

あれっ?ワタクシの描いた獅子だ!?

しかも団扇に描いた長井の獅子

後から分かりましたが、こちらの公民館長がムカシ習った元校長先生

以前、その団扇を贈呈した事を思い出しました。

ご相談いただければ萩野の獅子のイラストご提供したのに・・とか

思いながら獅子舞が開始いたしました。



漆黒に赤が入り引き締まりました。

これから金箔を施し毛を植えます。

朝一番で引渡し・・ここで注意です。

迂闊に触るとこの後四日後あたりに腕がむず痒くなるという

漆負けの刑が待っています。

獅子の軸が一番怪しい・・油断禁物


今目の前に在りますが・・漆独特の匂いがプンプンいたします。

夜になると、また良い艶が引き立ってきますね。


色んな角度から眺め・・獅子彫りの特権を味わっています。

いやぁぁ酒が進みますねぇ〜。




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今や住宅建設などでは常識の二重サッシ‥

しかし獅子宿は和紙一枚の障子‥

エコとローテクの極みを守り続けております。

カメムシ達が冬支度

民家に侵入して快適な冬を過ごそうと侵入してきます。

例のカメムシとちょっと動きがスローな大型のカメムシがやってきます。

影絵のように障子紙に映ったカメムシの影

隙あらばとヌクヌクの寝床を狙っています。

昆虫の中でも、したたか系に属していますね・・。

茅屋根にも茅の断面の空洞を住宅にしようと蜂が巣を作ります。

玄関上に飾っている未完成獅子頭の木地には毎年獅子彫り蜂が

巣作りの穴を開けリフォームしています。


茅屋根の下にも女郎蜘蛛

カメ蜂スズメ蜂

虫を狙うアマガエル

昨日は茅切りをしていて茅の束から
蛇がポロリと落ちてきました。

こんな魑魅魍魎たちも獅子宿の茅屋根に関わって

食物連鎖があって一つの世界を形作っているのだと寒心いたします。

決してかわいい奴等ではないけど

まぁ・・・

ドアをぶち破って侵入する暴走熊よりはましかな‥。


茅切りをしながら屋根をフト見ると…

破風の上部の茅がえぐれています。

雨風や雪による風化が激しい部分なのでしょうか?

反対側もえぐれてきました。

私の額の生え際の退行みたいで妙に切ないです…

茅切りは単調な仕事ですが、体力が消耗し

一時間継続するのがやっとです…

とか言ってサボっております。


飛び出た棟木も途中で腐って落っこちそう・・

唯一蔵掛けの重みで乗っかっているようでもあります。

いつもはスタッフの駐車場にしていましたが

危ないので移動してもらっています。

茅屋根は究極のエコ住宅ですが

メンテナンスにお金のかかる高級住宅でもあるのです。

来週本番の獅子舞猛稽古中の伊佐沢小学校の五年生であります。

先週の稽古から二回ほど、みんなだけで特訓しただけあって

見事に口上も暗記…

おぉぉ〜師匠ビックリ!

かなりまとまって来たようですが…今一つ。

まだ「本気こ」を発揮出来ず動きが硬い

気合いを注入しなくてはなりません!


さ〜てな…

猪木さんのダーッでもやってみるかいな…