獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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新調したばかりの園児サイズの幕付き獅子頭を持って
近くの清水町の保育園へお邪魔しました。

獅子頭を見て不慣れな年少さんは泣き出す子が多発…
しかし免疫力ある年中年長さん達は大はしゃぎです。

獅子幕がパンパンに膨れて獅子舞が始まりました。

しかも先生方も直ぐにCDの獅子舞の囃子を流し素早い対応

昨年、こちらの保育園では獅子好きの園長先生の指導で
手作りの獅子頭で獅子舞を行っています。

懸案の獅子の重さもさほど問題なし・・
上手な男の子もいて、稽古を重ねれば
夏祭りや祖父母会で豆獅子をご披露出来そうです。

獅子の他に太鼓や警護の衣装一式等をお貸しする予約成立です。

児童センター獅子舞クラブも久しぶりです…
震災やインフルエンザで休止が続きましたが子供達は元気です。

その元気さを糧に獅子舞クラブが継続しております。

子どもたちが進級して逞しく成長していくのに
私どもは老いるばかり・・
こども達の無心な表情が羨ましくもありますね〜

覚えたての太鼓に夢中
笛は後回し
得意そうな満面の笑顔が可愛いですね〜




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昨日の午後から気温が下がりみぞれ…

そして積雪

一時白銀の世界に逆戻り…

花粉症は楽なのですが

気持ちも冷え切りました。

さてさて

童獅子の仕上げ

金を塗り上げ…

毛植えに取りかかります。

修理の獅子も同時に作業です。

成田地区の獅子を制作した時に残してておいた大きな獅子の木地を出してきました。

次はこちらを手掛けます。

しばらくぶりに見ると印象に違和感があります。良くある事です…。




金を塗り上げ、毛植えの工程です。

白い獅子に白の馬毛を植えるは初めてなので
仕上がりが楽しみ…夜なべして完了。

存在感があり、なかなかの仕上がりです。

白の色が気品あり、金が高貴さを、赤が生命感を引き立てています。

獅子の表情は穏やかですが、長い毛の流れや動きに躍動し
生き生きした動きを表現してくれるかと思います。

この獅子の形を伝えた先人達の意匠の偉大さを感じます。

余震が止まない未曽有の震災の年に生まれた
白い獅子…産声を上げました。

長井の獅子はほとんど黒

その黒には深い意味があり、

水に関わる意味合いがあるとも聞きます。

白い獅子が少ないのは何か意味があるのでしょうか・・

白い獅子といえば手塚治虫の「ジャングル大帝」の

レオはあまりにも有名ですね。

さて・・・次は獅子の幕を制作しなくてはなりません。

幼稚園児用に制作した童獅子を塗っています。

木地の重さは2・5キロ
上部を片手で持って塗り上げるのですが…

五分も持っていると結構重い…

子供達は大丈夫だろうかと一抹の不安

獅子舞は修行の意味もあり子供達にとって
獅子の重さ我慢を乗り越える力を養うものと
なってくれるのではないかと…考えるのです。




忘れもしない3月11日
あの大地震から1カ月以上経ちました。

ようやく獅子宿燻亭
明日再開になります。
よろしくご愛顧お願い致します。

停電による水道管破裂
屋根雪崩による茅の脱落
(只今屋根に穴が開いております。)

営業自粛せざるを得ない状況により休業でした。

いやぁ〜
この1カ月色々ありました。

さて
今日の白獅子制作です。
サンドペーパーで研いで白のカシューの仕上げを行い、
金箔の下塗りの黒を塗り上げました。

風が強く隙間から風が吹き込んで
ホコリを舞い上げます。

ホコリは大敵なんです…









積雪で折れた杉の枝を片付けようとして持ち上げると…

黄色い花粉がフワァ〜っと舞い上がりました。

まさかこんなに簡単に杉花粉が飛散するとは…
驚きました。


しょうがない・・

今日は余りに目が痒く鼻詰まり苦しいので

最後の手段、スースーメンタム作戦です…

そう
あの有名な塗り薬です

あれを適量指にすくい鼻に突っ込みます
残りを瞼に塗布
すると・・・流石花粉症特効薬

しばらくして効いてきました…
あぁーースースーと快適
極楽極楽


さて
本題・・白獅子の件でしたね

ワクワクしながら白のカシュー塗料を塗ってみると意外に似合う!

パンダのようでもあります。

今・・話題のパンダ

パンダ獅子・??


花粉のたたり病

昨日は調子良かったと思いきや…

今日は左目が痒い

何故か左目

一昨日は鼻水が止まらす

赤鼻のトナカイ

何故か左鼻の穴

昨日買い物をしていると

めまいかと思いきや地震

そういえば左によろけた

何の因果でしょうか…

…その後夜も多数小地震頻発致しました。

いったい日本列島どうなるのでしょうか…

あっーー今度は右目にきたぁーー

本日余震頻発と花粉たたり病で

獅子頭作り講座順延にいたします。

4月に入り大震災から1ヶ月…

こんなに短い1ヶ月は人生で初めての経験。

今日も余震が続き

揺れが強い二階から下に避難です…。

獅子宿は未だ休業

昨日再開予定でしたが

昨日の強烈な余震で順延です…


獅子の制作です…

子供用の小振りの獅子頭を三頭制作しています。

長井風の獅子頭は対象年齢が幼稚園児なので重さを極力

軽く作っていますが、果たして使いこなせるか問題です。


白鷹風と長井の木の葉眉の獅子は小学生用で、

どちらも額に宝珠を取りつけました。


木の葉眉の獅子は白い獅子頭に塗装。

白い獅子は獅子舞クラブの子ども達の黒獅子と対比した斬新な発想。


何か企てております・・・内緒内緒。

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獅子作り講座も仕上げに入りました。

本日は獅子宿で開催

快晴の朝・・

休業中の獅子宿に来てみると驚きました。

屋根雪崩

北側の屋根の半分の積雪が一気に撫で転けて

茅がゴッソリ抜け落ちてしまいました。

屋根裏から見ると光は見えないので

辛うじて薄い茅が残っている様です。

先日の水道管破裂からまたトラブル


さてと本題

獅子作り講座

次回はいよいよ最終日

今回気合いを入れ遅れを取り戻さないと

艶出しの水性塗料を塗り乾燥

獅子に植える毛を束ねます。



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大地震から三週間

まだ余震が続きます。

雪もちらつき寒い一日です。


とある白鷹の大きな獅子の制作です…

ずいぶん制作が進んで軽くなりました。

丁度六キロまで減量。

さて…

白鷹の獅子の額には宝珠という意味深い「球」が取り付けられている獅子が多いようです

…こちらの獅子には宝珠が無いので

違和感を持っていました。


宝珠(ほうしゅ)とは仏教において…

様々な霊験を表すとされています。

いかなる願望も成就し意のままに宝や衣服飲食を出し

病気や苦悩を癒し・・・

悪を除去し濁った水を清らかにし災禍を防ぐ功徳があると信じられている

・・・・とあります。






獅子作り講座再開

久しぶりです。

震災の影響はまだ続きますが・・

本町まちの楽校の教室に集まりました。


仕上がり具合に差が出てきました。

獅子の黒と赤を塗り終え、

金の塗料を塗ると獅子の表情が現れてきました。


皆さんの仕事振りを見ると非常に繊細さに驚きます。


赤い布を貼り口が開閉出来るように工夫しました。

しかしボンドの濃度と下地の塗料が一緒にはがれだし
苦情が・・。

想定内のトラブルですので大丈夫ですから〜


次回は艶出しの塗料を塗り毛を植えます。

毛は本格的なヤクの毛とはいきませんので、今回は

人形用の絹の糸を使用いたします。

仕上がりが楽しみですね・・・

個性溢れる表情

川西の二頭のお獅子のお化粧です。

小振りの獅子は鼻の穴が巨大

以前制作した

白鷹の萩野の獅子

朝日町杉山の獅子頭の構造と

類似点があるような気がします。


心無い塗装がなされ以前の面影を失った獅子頭に

問いかけてみると答えてくれます。

僅かに残された釘跡や幕穴

塗り残された以前の彫り跡、

塗料や金箔が手掛かりです。


獅子には制作年月日や神社や寺、作者の記名もあったはずです。

貴重な獅子の履歴書です・・・

この獅子を創ろうとしたいにしえの人々の想いが

秘められています。


もう直ぐ震災から二週間・・最小限のエネルギー消費

節制という、せめてもの出来うる事を心掛けています。






久々の記事のアップです。

昨日朝にお世話になっている方から連絡が入りました。
獅子宿の厨房付近からモウモウと湯気が上がっている・・!と

発見していただいた方が元栓を解決しましたが
厨房は湯気でビチャビチャとの事です。

一瞬出火かと思いましたが・・・
停電による凍結で給湯器からの配管が凍結し
寒さが緩み破裂した箇所から温水が吹き出したようです。

幸い気温が高く一斉に戸を開け換気をして事無きを得ました。

獅子宿は震災の影響で只今休業中
予約も全てキャンセル
再開の目どは立っていません。

獅子頭を自宅に獅子を持ち帰りコツコツ制作しております。

流石に三月に入り日差しの強さを感じますね。
暑さ寒さも彼岸まで・・

あんなに降り積もっていた雪も日増しに縮んでおります。




山路愛子編集「むがぁ〜し昔あったけど」が届きました。

このブログのヘッダーにもご紹介している挿し絵が
10作品描いております。



民話の語り部でもある山路さんは南陽市の夕鶴の里での
お話や、各地での語りを元に百の語りを文章に変換し集めた労作です。

CDも添付され大変豪華な充実した仕上がりに驚きました。

一般販売しないのが誠に残念・・知人やお世話になった方へ贈られるそうで、まさに山路さんの語り部人生の集大成です。

私としては時間があれば
全部の語り百の挿絵を描いてみたかったですね・・・


これから地道に描き貯めて自主出版しては?
・・と夢は広がります。