獅子宿燻亭3

木の葉眉の獅子の下顎

麻布を木地に張り補強しました。

舌には割れ止めの細いボルトを埋め込み

ダボで蓋をして麻布張りです。

やっと気温が上がり初夏の様

仕事場の側の栃の木の葉っぱも瑞々しい鮮やかな緑・・

風になびいております。

獅子彫り初期の頃

獅子頭の木地として栃の木で制作しておりました。

しかし割れやすい傾向にあり、

現在はほとんど柳材で制作しております。

つつじの花がが終わり

いまニセアカシアの花が満開・・

車で走っていると甘～い香りがします。

なんとも切ない香りがします。

2011.06.05：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

薄く軽く

木葉眉の大獅子を制作

この大型の獅子は極力薄く軽く作っています。それでも六キロは超すでしょうか？

割れ止めの補強板を各要注意の所に施しています。
仕上がりまでは、まだまだ時間が必要です…

2011.06.04：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

なんてゴツい大舌・・！！

前回に引き続きとある獅子の検分

写真は

獅子のタン

こんな巨大な舌が口の中に…

謎…です

この大舌

どんな役割があるのでしょうか？

舌の中は一応くり貫かれていますが

結構な重さです。

大人しそうな温厚な謎の微笑みを浮かべたような

表情です・・。

アルカイックスマイル?

2011.05.31：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

二頭診察に…

とある町の獅子二頭が診察にいらっしゃいました。
写真では健康そうですが

実際・・どちらもかなり重傷

治療の跡が多数あり
本当にレントゲンで診てみたいほど…

実はこちら
昨年夏に偶然の出会いがありました。
たしかこのブログにご紹介しているはずです。

やはりご縁があったんですね…

制作年月日や作者名は消えて無くなり不明ですが…

眺めているうちに
浮かんできた作者は

南陽市法師柳におられた佐藤耕雲氏と
飯豊の渡部亨氏…

であれば古いほうの佐藤氏作は戦前後
と渡部氏は昭和40～50年代頃でしょうか？

あくまでも推測です

マジマジと診察していると古い獅子の内側の彫りに
見覚えがありました。
今年２月に治療した川西の赤獅子…確かに作風が似ています。

さてと

診察診察。

2011.05.29：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

はりにかけて…

獅子彫りの一番難しい所の一つ…重さです。

量りを横に置いて獅子彫り…

コツコツ彫って本日の成果200グラム軽くなりました。

今日は取材があってベランダで獅子彫り

今日は曇り・・・静けさの中にノミを打つ音が響き渡り

ホトトギスや色んな野鳥の楽しげな鳴き声も聞こえてきます。

こんな、のどかな山里の中で一人・・制作できるありがたさを

感じます。

小川のサラサラ流れる音も聞こえてきました。

黒獅子にしては少し大きめ

柳材です。

重さ7㌔で放置・・養生して何年も経ちました。

木地で5㌔代が目標です。

さてと・・・

あと500グラムの減量がんばります。

2011.05.27：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

茅場から…

今泉、八ヶ森の茅場に来ました。

例年連休前にもうとっくに済んでいるはずの

茅場からの茅運び…

今年は穴の開いた屋根の修理の為に遅れました。

梅雨の雨を当てると腐れてしまいます。

軽トラで三回だけの運搬

昨年猛暑の影響でしょうか?

茅の生育が悪く曲がったり充分に伸びず

刈り取りを諦めました。

こんな年もあるんですねぇ～

獅子宿北側の軒下に収納。

皐月の快晴が続きますね・・

作業が終わったので新緑の美しさに誘われて

軽トラで川西町をさすらいました。

車の窓を開けてドライブ・・ですが

くしゃみ・・鼻水・・目のかゆみ

とくれば花粉!!

まだ杉花粉がっ??

2011.05.25：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

材料探し

獅子頭の材料調達に来ました。

太い丸太が積み重なる、とある工場の材木置き場…

しかし

目的の柳と桐材は有りませんでした。

在庫の材料も切れかかり

二ヶ所の目的地に訪れましたが収穫無し…

獅子の材料探しは毎年困難になります。

獅子宿の周りには栃を植えていますが…

柳に変更しなくてはなりません。

栃で作られた獅子はことごとく割れ易く重いのです…

2011.05.24：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

勇ましくパコンパコンと大成功

獅子舞大成功でした！

朝から無情の雨
お昼過ぎから嘘の様に晴れた天気に押され
会場にはギッシリ大勢の観客が
子供達の出番を今か今かと待っていました。

わたくしも例の白い麻の羽織りを着て出演

言うまでもなく馬子にも衣装…

獅子を修理させていただいた平野小と豊田小の獅子踊りも
無事終了したようで安心致しました。

流石です！

長井小学校の代表として67名の子供達は
稽古での仕上がり以上の演技力
若々しい爽やかな獅子舞をご披露し
大きな喝采を戴きました。

小ぶりですが獅子二頭と三人の警護のなんと勇ましい事！
警護掛かりでは観客に怖い顔で「開けろ～」とアピール
笛の女の子達の交差する行進もバッチリ
獅子舞の囃子を優雅に奏でました。
二台の太鼓もピッタリ息が合い男の子に勝るような
打ち方で本当に見事でした。

二週間の稽古の成果もさることながら…
日頃の先生方のご指導と
お家の方のあたたかい愛情のお陰かと思います。

ご苦労様でした！
子供達の獅子舞の清々しさに感動いたしました。

さて
わたくしの第二部・・伊佐沢神社の獅子舞です。
今年は第三部もあって第二部の終了後
升席で獅子舞見物で御座います～。

2011.05.22：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

たんたん狸が…

夜行性の狸が真っ昼間

獅子宿の駐車場でボ～っと立ち尽くしております。

何やら訳ありの狸と察して知らぬ顔…

逃げる様子も無く微動だにせず、

こちらの動きを目で観察しています。

あらら～毛が抜けて筋肉の付き具合が分かる訳あり狸…

最近良く見ます。

お気の毒

そうです…冬居ましたね～。

危険を察して、さすがに縁の下に隠れましたが

もそもそビッコを引いております。

野生動物の狸は体力が落ちると本格的に人家に近づいて

きて不思議…

したたかな生き物なのでしょうね…。

明日黒獅子祭り直前に余計なことをして

災いを招かぬよう自重いたしましょう・・。

2011.05.20：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

着々と準備

昨日塗装を済ませ

獅子箱付き太鼓台の獅子箱に銅の亀甲金網を張りました…

古い獅子箱は獅子が息が出来るように銅の三方に亀甲金網をして安置します。

いまはガラスケースだったり、まったく密閉した板の箱だったりと仕舞方も

様々ですね…

今日は本番前の最後の稽古

その前に修理完了の獅子を平野小と豊田小へお届けしなくては…

さて二時間弱の通し稽古

子供達も鼻血を出したりバテてめまいがしたり、

かなり疲労が溜まっておりました…

わたくしめも

明日は体を休め本番に備えます。

しかし、こちらは70名の衣装を揃えて再度チェック

実は

本番前の衣装の着付けが最大の難関…

特にわらじの掃き方

毎年これだけでヘトヘト

子供用の小さめなわらじを用意しております。

イヤイヤ

当日晴れて最高のコンディションを祈るばかりですね…

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2011.05.19：獅子宿店主：コメント(2)：[メモ/獅子宿イベント]

三匹子獅子の修理です

土曜日黒獅子まつりに長井市の三ヶ所の小学校が参加いたします。

我等長井小学校は黒獅子の舞

そして平野小学校と豊田小学校は三匹獅子踊り
をご披露する予定です。

その三匹子獅子たち八匹が我が家に集結と言うか入院中です。

三匹獅子は特殊で高価な鶏の尾羽根を使うので修理が大変…

どちらも張子の先生方の手作りとお聞きしています。

すごい情熱ですね・・

今年福島の三春の三匹獅子を制作し

基本を勉強させていただきましたので、

そのノウハウをこちらに反映出来ました。

どちらの三匹獅子も羽根のミノが省略されておりましたので制作・・

羽根の数を増やすと獅子たちに生命感が蘇りました。

まだまだ専門的な改良が必要です・・。

2011.05.18：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

朱色の三巴

三巴（みつどもえ）

太鼓の皮にに描かれている日本の伝統的な紋様です

主に黒で描かれていますが・・朱色で描きました。

モノクロの色彩に紅一点という効果を狙っております。

いろんな所に彩(いろどり)を加えたいと思います。

2011.05.17：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

幕無しで復習…

クラブの時間で体育館は使えないので

最近な～んとなく狭く感じる

いつもの稽古場・・視聴覚室で稽古。

警護がかりを幕無しで復習。

珍しく相撲役のR君も獅子で警護がかりの稽古・・

相撲や警護は

獅子をバンバン振ってから相撲や警護役を勤めると

威厳が違います。

獅子を振れないと指導の立場を勤めきれないのです。

相撲のピリピリとした空気感が良いですねぇ～

R君・・
本番まで継続するようになりきって楽しんで下さいませ～♪

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2011.05.17：獅子宿店主：コメント(4)：[メモ/獅子宿イベント]

笛の行進の稽古です

暑くなりました…

稽古もあとわずかです…
まだまだ修正する所があります。

獅子をキビキビ動かすには緊張感が必要…

いまだに見せ場の警護がかりでし獅子が潰れるのが心配です。

相撲が獅子を揺さぶるので獅子を支える腰だきが重さとブレに耐えきれないのです。

毎年
笛の行進の動きを変え難しくしています。
今年は二回交差するパターン。

なかなか綺麗に出来なくて困っております。

今日はクラブの時間
その後も特訓

皆本番に向かって気合いが入ってきました…

2011.05.17：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

稽古…中丁場

今日は週末

子ども達も落ちつきない様子

集中力が落ちて怪我の予感がします…

早速注意宣告

設定は一人の相撲に二人のおっとり警護達

子ども達の個性を引き出すのが醍醐味です。

相撲のY太君のレベルは既に大人の域に入っておりますな・・。
いつの間にか獅子の振り方も上達していて今回は相撲ながらに
獅子を振るという裏技をご披露します。

今日はおっとり警護達にしかめっ面を伝授です。
迫真の相撲と警護の表情もご注目下さい。

2011.05.13：獅子宿店主：コメント(0)：[メモ/獅子宿イベント]

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