獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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歯の噛み合わせが上手くいかないと軸棒を通せません‥

その軸棒を取り付けないと持ち運びが大変なのです

なんとか合わせて木工旋盤で軸棒制作しました‥

獅子の顎の開閉に重要な棒
力を入れて握るので堅木のイタヤカエデを使うのですが、材料が間に合わず朴(ホウ)の木で制作しました

握るにはもう一本の棒が必要
軸棒の上に角材を取り付けています
丸棒二本を握る場合と上部の角材を握りしめ丸棒を手首下にして支点にする場合があるようです

いやぁ〜獅子を眺めながらの晩酌
ひと味違いますよ〜


こちらも耳作り

生木なので豆腐のよう

色も瑞々しく削るのがもったい無い

乾燥すると酸化して赤みが増してきま




耳の無い新入社員
もごさいので新しい耳を作ってあげましたが‥
気に入らないのか怖い顔‥もともとそういう顔でしたね

履歴書も記名も無い獅子ですが繊細な造りなので採用いたしました

老け具合からして大正明治期の作かもしれません

今日から獅子宿に住み込み勤務です
末永くよろしくお願いね‥


12月になっても青々と葉を落とさぬ庭のコシアブラ‥

夏場アメシロ代繁殖で葉を全滅され丸裸になりながら、再び葉を復活させた根性コシアブラ

さてコシアブラの根性は何時まで継続できるでしょうか?

顎を制作しました

底が平らな構造でない獅子は初めてか

もしれません

パソコンの設定が不具合
携帯からの入力で難儀しております
‥‥
新調の獅子頭の木地完成の検分です

モデルの獅子頭は鼻の穴から外を見る

事が出来る機能が判明し改良すること

になりました

木曜日は三年生金曜日は四年生と‥
長井小学校へお呼ばれでした
三年生のテーマは「長井の宝物を見つけよう」で
四年生になると「未来に残したい長井の宝物を伝えよう」
というテーマに発展します
子供達が考えた、様々な知りたい事や疑問点を問いかけます
印象に残ったのは三年生女子の
何故女性が獅子舞に入れないのか?という質問でした






江戸中期作の獅子の治療

頭部の半円形のすペースには、そもそも鶏の羽根が付いていたかと想像しま

すが・・何故半円形に切り取っているのでしょう?

鶏の羽根なりヤクの毛なり馬の毛なり植えるためには

その下地が必要ですが、その下地が無いのです



こちらの獅子頭は以前ご紹介した、いわき市の患者さん

毛の植え替えにご入院中

塗り替えて間もない様で・・ピカピカ

まさかこんなに古いとは驚きました。




三匹獅子の獅子のようですが単体

頭を固定する丈の籠を外すと桐の木地に墨で描いた記名が現れました


読めますか?


写真ご覧になった方で解読出来た方は是非教えてください!

謝礼として獅子宿燻亭の商品券を贈呈いたします・・


二つの記名が位置を反対に書かれていました


ワタクシが解読したものは

大きい方は元文二年(西暦1737年)今から274年前

作者でしょうか?  大○村 家 権八?

もう一つは

寛政元年(西暦1789年)今から222年前

後の文字はこれから分析

補修の記名の可能性があります



謎謎謎〜です

結局只今こんだけの成果です





山形大学の付属博物館に行ってきました‥


ネットで獅子頭の画像を検索すると

出たぁ〜

長井市寺泉の八幡神社の獅子と有ります



うる憶えですが・・・

第一次世界大戦前、寺泉出身の一村が開拓民として満州がに渡る計画があり

その際、村の鎮守の神社と獅子も一緒に持って開拓に行ったという話を

聞いた覚えがあります

その後、獅子頭は戦争の動乱で行方知らず

・・その獅子頭の手がかりが有るのではないかと考えたのです


しかし博物館の学芸委員の方も資料が無く手掛かりは有りませんでした


ガラスケースから出していただき撮影させて戴きました

以外にも小振りの獅子頭で子獅子のようです

学芸員の推測でも明治中期から後期の作ではないかと・・

確かにその時期活躍の梅津弥兵衛氏の作風を彷彿させる風貌でした


しかし五所神社には梅津弥兵衛の獅子があり、印象は少し違うようです

梅津弥兵衛も初代と二代目が有るとか無いとか・・

研究はまだこれから

明治の名匠梅津弥兵衛氏の軌跡を調べる必要があるようですね

糸トンボを発見しました

カメムシはとっくに物陰に隠れ熟睡な

のに、まだ隠れ家を物色中?

雪囲い完了してないくせに偉そうな事

言えませんが‥

か細い身体は弱々しい冬の日差しで暖を取っているかのよう・・

人間も大なり小なり同じですね

伊佐沢の齢92の長老が亡くなりました

昔の話をお聞きしようとしていた矢先でした・・ご冥福をお祈り致します

餅ごっつぉなったので

二頭目に入ります



こちらは雌獅子にしようかな・・

完成したら離れ離れ

もう再会することは無いでしょう・・・


いや?

夫婦でなくて兄と妹かな?

おなじ柳の材から産まれたのですからね



たまには他の店の味を勉強にと‥

獅子宿のスタッフで米沢塩井の餅屋さんへ出掛けましたが

車中考えてみると

もう昼は済ませていました


注文の品が出てきました

美味しそう〜♪

しかし別腹別腹という訳にはいきませんでしたが

八種類の餅を堪能致しました

上左から胡桃、じんだん、練り黒ゴマ、
左真ん中から、からみ(大根おろし)、箸休めのブロッコリー、納豆
下左は小豆、磯部、きな粉です

次回は朝昼抜き・・運転手も準備してお邪魔しなくては

こちらのお店にはお酒やビール、ソフトクリームや

男性用女性用別のコーヒーのメニューがあるのです

近くの毘沙門天のお祭りあたりが良い時期かな?

米沢駅前にも餅屋さんがあるので行ってみます

最上川渡り二重坂を越えると

雪の伊佐沢でした‥

寒い寒い

しかし厚着をしてしのぎます

東の山々も雪化粧に見惚れます


外障子の雪囲いが未完


和紙一枚で外気と室内を隔てています

障子の節穴や腰板の割れで冷たい外気が侵入してきます

廊下を歩くと頬っぺたが寒い


毎年ビニールハウスの材料を使って障子を被って吹雪に備えています

しかし

深々と冷え込む外気の侵入には成す術もありません



角一本です

いま制作している獅子の額に生えております

長井の獅子の額には円柱を切って角を丸めたものが付いていますが

いわきの獅子は角でした

金沢の獅子の角は毛の様ですし、お堂の屋根や橋の欄干に付いているタマネ

ギ状の宝珠だったり・・・龍の様に二本角もあります


獅子踊りの獅子になると様々に変化し角は無く、最近話題のイノシシの様に

下顎に鋭い牙だったり玉虫色に変化


獅子はライオンですが獅子舞になると人間の豊かなイマジネーションで様々

な動物がモチーフになっているようですね




さて

いわきの獅子は何の動物でしょうか?


麒麟が描かれているビールを見ながら、この獅子の表情を見ていると

置賜の獅子に似通っている顔つきが浮かんできます

長井の勧進代の獅子・・朝日町杉山の獅子・・白鷹萩野の獅子・・南陽熊野

大社の獅子と

これら獅子の表情に何か太い縁が繋がっているような気が致します