獅子宿燻亭2
▼里帰り
顎の不調で里帰りです
今年デビューの五十川のお獅子でした
力いっぱい口を開けると口が閉まりにくいとの連絡がありました
社務所で検分
実家に戻し調べてみると・・・
口を全開した時に顎の端が上の軸棒に引っかかるようでした
軸は普通塗らない場合が多いのですが
今回要望があり、わざわざ塗り加えました
それが原因の一つ
漆同士の表面摩擦が微妙なバランスで引っかかった様です
軸の塗面を微妙に削ると・・引っかかりは解消しました
頭部と顎の連結部である軸を留める栓が抜けた事も報告がありました
栓が抜けると顎が平行にずれて歯が噛み合わず大変な事になります
栓の締まり具合の確認が不具合の原因
そこで抜けない栓をいろいろ検討しましたが
最終的に最善の方法は絶縁ビニールテープで固定する方法がベスト
[画像]
顎と栓の擦れ防止リングを装着しました
兎に角 微妙で繊細な構造をふまえ治療が必要です
ホント獅子頭作りは難しいですね・・
画像 (小 中 大)
2012.09.10:獅子宿店主
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