獅子宿燻亭2

▼怖い顔が睨んで…

こちら川西のとある神社に伝わる盾(たて)です。

[画像]

お祭りの行列に使う道具の一つ…

盾の中央に怖い顔の彫り物があり

こちらを睨みつけています。

鬼でしょうか?
獅子でしょうか?

鬼にしては角がない
獅子にしては耳がない

いずれにせよ怖い顔

いつ頃作られたか
どこで作られたか

一切資料は無いので分かりませが、

顔の表面にわずかに金箔の残りが見えます。

三巴の紋にはキラキラした輝き螺(ら)でん

細工が施され豪華な仕上がりだった事がうかがえます。


盾は昔の戦いの飛び道具の弓矢から身を守る武器

として行列の中での意味をなしているのでしようか?

その他にも色んな道具があるそうなので拝見したいものです。

以前飯豊の神社で同じものが飾ってあったのを思い出しました。




こちらの総代の方から「おしゃぎり」と言う山車(だし)

の創建した時の記念撮影を見せて戴きました。

額の裏には昭和12年とあります。

戦前ですね

建物ではありません。

[画像]

見事なおしゃぎり・・

その後残念ながら台風で崩壊してしまったとか。

現代で作るなら数千万かかるでしょうね・・。

お祭りにこんな莫大なお金をかけられた地域の

祭りに対する熱意と伝統

今では信じられない事です。


おしゃぎりで有名なのは新潟県村上の「村上大祭」

巨大な山車が何十台も市内を巡行いたします。

そちらにも多人数の獅子舞があり共演した事があります。

以前お話した事があるかと思いますが、川西町のある神社の絵馬には

今とは違う二人立ちの獅子舞の様子が描かれています。

川西町にはおしゃぎりや獅子舞を研究家Wさんがいらっしゃいます。

その研究を是非発表して戴きたいとお願いしている最中です。

お楽しみに・・



画像 ( )
2010.09.14:獅子宿店主

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