獅子宿燻亭2

▼舌の修理

獅子頭の修理です…

恐らく今回が3度目の修理かと思います。

舌の漆を剥がしてみると一度修理した痕があり

別な場所から割れて応急処置で接着したようです。

…そして当病院へ入院という経過でしょうか?

舌の割れは良くある修理ですが、もっと根元から

剥離するのが多いようです。

今回の場合は栃材特有の黒いタンニンの様な

沈着痕から割れたようです。

接着したあたりに打撃を加えると簡単にポロリと折れました。

どこから折れてもおかしくない脆さなので

先から顎の底までボルトを貫通させ固定しました。

その他、牙の所から軸にかけて割れが入っているので

さらにボルトで固定致しました。

もともとの栃の木地がもろい状態で

完成してしまった獅子なのでこれからも

要精検というところでしょう・・・。


わたくし自身も昨日

肝機能 脂質について要精検という

健康診断が送られて参りました。とほほほ

しかし・・メタボリックシンドロームは該当逃れました。



画像 ( )
2010.06.24:獅子宿店主

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