獅子宿燻亭2
▼ながーいネジが出てきました!
飯豊の獅子をさっそく修理致しました。
塗料の削りかすで
漆まけしないとこを見ると
塗りはカシューの様ですね。
軸の周囲のひび(骨折)は良くある修理で
大抵大急処置でビスを埋め込むのですが
これだけでは激しい軸からのプレッシャー
には耐えられません。
今回はビスをボルトに代え強化
薄い板を両側にはさみ麻布を
貼り強化致しました。
軸穴も楕円だったせいか口の開きも悪く
強く開けるとストッパーがかかり
強く力をかけないと閉まらないという
顎関節症状が発症していました。
さらに軸のスクリュー釘で取り付けられていた
金ボタン(仮称)も取れかけて来ているので
ホゾを彫って嵌め殺しで固定し隠しビスで仕上げました。
獅子の制作には
細かい所に数々の工夫が隠されています。
本当は職人が極秘としていたい情報なんですがね・・。
情報公開して獅子舞い文化に
興味を持っていただければいいですねー。
画像 (小 中 大)
2009.08.25:獅子宿店主
[2009.08.25]
おぉぉぉぉぉ横沢君だーー (飯豊の獅子はいいでーナンチャッテおじさん)
[2009.08.25]
(横澤)
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