獅子宿燻亭2
▼茅刈り日和
すんばらしい快晴で今日はハガイッタァ〜
隣で茅刈りしているご夫婦は飯豊の方で、
旦那様がお一人は嫌なので奥様を会社を
休ませての共同作業とか…羨ましい。
慣れれば独りでも
それはそれで気楽ですぜ・・・。
刈り方もワタクシとは違って、一抱えバサバサ
刈って軽トラに積み込み自宅で結び直すのだとか…。
ワタクシは一束一束草を剥いてなるべく茎だけにし
て束ねます。
それが結構手間な作業。
茅屋根の材料には葉っぱは無用なんです。
その茅の束を風避けの為に並べてくくり付け
壁にいたします。
この辺ではそれを伝統的にカザライと申して
冬の雪囲いに綺麗に仕上げます。
なかなか見られなくなりましたがね…
風来と書くのでしょうか。いい響きです。
似てますが風来坊フウライボウとは違う感じです。
吹雪混じりの西風から家を守る壁となり茅も晒されて
一石二鳥の生活の知恵なんですねぇ。
道具も違ってワタクシはギザギザの稲刈り鎌。
お隣は普通の草刈り鎌をお使いでした。
慣れてくると茅を鎌で切るのではなく
鎌の刃を支点にしてして茎をテコの作用で折る
っていう感覚になります。
鬱蒼とした茅場も広々と明るくなり気分が良いですなぁ〜。
なーんか
あんなに億劫だった茅刈りも楽しくなってきたぁーーー!
画像 (小 中 大)
2008.11.06:獅子宿店主
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